SCOOBIE DO
“FUNKY4”とも出会って、気付けばもうかなりの月日が経ちます。最初に見たのは確かファンダンゴでのライブだった。「これはウルフルズになれる!」と、思って、もうかれこれ6~7年・・・いまだなれていない。
もともと、ブラックミュージックを基盤にしたロックが好きだったのと、お客さんのイジり方が絶妙だったのと、何よりボーカル・シュウ君が「猪木信者」なことに共感し(日本のロック界で猪木信者2トップは桑田圭祐さんとシュウ君!パフォーマンスはモロ猪木の影響が垣間見えます)大至急「契約金」を持って楽屋にいった僕らはスクービーの「関西興行権」を獲得しました!(一部ウソ)
とにかくライブが最高だった。こんなに誰しも楽しませるバンドはそうそう居ない。その後メジャーデビュー、FM802のヘビィローテーション、同局でレギュラー番組スタート、イベントも“RUSH BALL”や“MEET THE WORLD BEAT”、OTODAMA`05など、関西ではとんとん拍子に物事が進んで動員も“ウナギ”とは言わないまでも“どじょうノボリ!”。着実に物事が進んでいきました。
しかしバンドのグルーブは最高なれど、とりまく環境のグルーブが少しづつあわなくなって所属事務所やレコード会社との契約が昨年切れてしまった。フラカンヨロシク自分達でレーベルを立ち上げ、セルフマネージメントの道を歩み始めたのが昨年のこと。アーティストが本当の意味で「成功」するには様々な要素が同じスピードで一致しないといけない。アーティストの力量(曲の創作力、ライブ力、キャラクター)、スタッフを中心とした環境、時代の流行etc・・・。スクービーは、少しだけその歯車がズレてしまった。
でも、そこからバンドのスピードは落ちなかった。ライブは更に攻撃的(かつアホ)になり!意外な組み合わせに思えたZAZEN BOYSの向井君との新作「トラウマティック・ガール」は同じく、今までに無い鋭角的な音で「こんなバンドは日本に皆無。もうウルフルズになれなくても全然OK!」と思わしてくれた。
バンドがギリギリの局面に立った時に出してくる底力が、見るモノを感動させてくれることがあります。今のスクービーは正にそんな感じ。別に“恵まれないイベンター”が情に流されて“環境に恵まれないバンド”を応援している訳では全くなく、そこに誰も追随出来ない強烈なライブがあるから今回出演をお願いしてるのでした。“FUNKY4”OTODAMAで目にモノ期待してます!どんなライブになるかは・・・「クればわかるさ!」(「燃える闘魂」の名言より抜粋)
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