THE BACK HORN
バックホーンの皆さんは、実は僕はあまり親しくありません。担当は男湯なので、僕はライブは見れど、殆ど話したことは無いです。人見知り同士はそんなもんです。もちろん、彼らの曲とライブは大好きです。「喜怒哀楽」をこんなに、真っ直ぐに「音」に「歌詞」に「演奏」に表せるバンドはそうそう居ない。いつ見てもライブは、胸が熱くなります。
個人的に今年、THE BACK HORNで「一生もん」のライブを見てしまいました。それは「共鳴ツアー」(対バン形式の全国ツアー)4月の神戸バリット、ミドリの時。(こん時の音泉HP日記http://onsen1.cocolog-nifty.com/blog/2007/week14/index.html)
(以下、思い切り主観)実はミドリがこの前の週、後味の悪いライブをやってしまっていた。それは「つながりたい」裏返しで「つながれなかった」という結果に対する、不可抗力的なものだった。ライブの難しさでもあり、成長過渡期のバンドが赤裸々に味わった敗北感だったかもしれません。その一週間後に間逆のライブをミドリはやれた。そのふれ幅はこの仕事していても過去に味わったことがない類のものだった。その原因は、対バンがTHE BACK HORNだったからに他ならない。この日はミドリにとって「一生モン」のライブになったと思った。抜群だった。
そして同時にこの日のバックホーンも、僕にとっては一生モンだったのです。全てを包み込む、いつのまにか懐の深さが備わったバンドになった気がしたのです。バンドのベースは変わっていないのに、ミドリを通じてバックホーンの成長を感じました。
バンドは自分のバンド名をアルバムタイトルにすると傑作かつ、ターニングポイントになる例が多いです。バンド名を付けるのは、それだけの自信の裏返しだと思うと納得も出来ます。5月に発売されたアルバムタイトルは正に「THE BACK HORN」。
4月のライブとこのアルバムで、これからの4人に僕らは更に「はる」ことを決めました。バンドの新たな「変わり目」を感じたのです。それが今回、出演をお願いした僕らなりの理由です。そして出番はラス前。キャリア的には荷が重いかもしれませんが、今のバックホーンならそんな順番でも必ずお客さんに何かを残せると思いました。主催者としては、「期待」でもありますが、「必然」でもあります。僕らが感じたことを、このイベントでの彼らのライブで少しでも共有して頂くことが出来たら。ステージに立つ選ばれた人達に何回か訪れるであろう貴重な「変わり目」を感じとって頂ければ嬉しいです。それは、バンドの本質を知って頂くことにつながります。「THE BACK HORN」これからが本当に面白くなる時期だと思います!是非注目してください。
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