イベントやる理由‘08Ver
僕らが「なんでオトダマやるのか?」、そもそも今年のイベント決めた時に言うべきことでもあります。若干前後しますが今日のテーマは根本的な部分について。
毎年同じこと書いてる気もします・・・ってか、ブログにも、配布させて頂くパンフにも書いてますし、いたるとこで言ってますし、打ち上げでも(去年はあまりに疲労困憊で言えませんでしたが)アーティストの皆さんに言ってたり。。。もうイイ加減くどいので、「今年はわざわざ表明しなくても、いっかなぁ・・・」とも思ったのですが。今年初めて来て頂ける、お客さんもいらっしゃるかもしれませんし、あと「初心を忘れない」意味で、自分に対しても書いておきたいと思います(アホなんですぐ忘れるんですね、これが)。そそ、「自分がブレないために!」これが一番かもしれません。以前参加頂き、お心当たりある方は割愛頂いても、それはそれでダイジョブです。
僕らは普段関西で「アーティストの皆さんのライブを中心にした活動のお手伝い」をさせて頂いてます。そこで、目の前の目標としては「各々のライブの宣伝と集客」に全てがあるわけです。「何とか前回より良い結果をだしたい」、「これだけ良いアルバム作ってくれたのだからより多くの人に聴いて貰いたい」、「こんだけ凄いライブ今やってるので、なんとか集客につなげたい」、というのが目先のテーマ。常にこれに向かって、そして出た結果に対して一喜一憂しています。性格上「水商売」的要素を多分に含む職種なので、そんな行き当たりばったりで日々過ごしてるのですが、根っこのとこは決してそんなわけではなくて。んでは、根っこにあるものは何かと言いますと、「アーティストの皆さんに一生音楽活動を続けて貰えるよう、力になりたい」ということです。微力でどこまで適うか、適ってるか、甚だ自分でも疑問で自信も無いですし、大半はすさまじいライブに対して自分らは「負けてる・・・ダメだもっと頑張らねば」と思うことばかりです。だから、結果も出せてないのに、おこがましいのですけれど、大前提の「志し(こころざし)」だけはそれにつきます。アーティストの皆さんが「続ける」ことが出来て、はじめて僕らもこの仕事を「続けさせて貰えて」、出来ればイイ関係がアーティストの皆さんと続けられて、そしてそれがリスナーの皆さんとアーティストの「永くイイ関係を築くこと」になれば、これ以上何も望むものは無い、と思ってます。実際、10年以上一緒に仕事させて頂ける方というのは、移り変わりの激し過ぎる音楽業界全体ではもの凄くマレなこと。星の数ほどCDは出ますし、その大半がセールス的に成功せずに終わっているのが現実。でも、僕らとしては最終的な目標は常に「続けること」をテーマに「日々後悔しないような1日を送りたい」と思ってます。(現実は後悔だらけですよ、はい。全然完璧なんてことは無いのです・泣)
そんな「続ける」ための、ひとつの要素として「そのアーティストを知らないお客さんにライブを見て欲しい」→「イベントの開催」という「方法」があります。実際、今更こんなこと言わなくても世のイベントの大半はもちろんこういった「意志」があって組まれていると思いますし、またそう思いたい。その場所がライブハウスなのか?2000人のホールなのか?アリーナなのか?野外なのか?、の違いだけで、このOTODAMAというイベントも根本的には「アーティストの皆さんに、一生音楽活動やって頂くことへの関西で僕らが出来ること」のひとつ、でしかないということ。あくまで「方法」であり「目的」ではないということです。
OTODAMAはじめてから、バンドの方々から直接、間接的に「オトダマ出たいです!資料聴いて検討ください!!」という、嬉しいオファーを頂くようになりました。それは、それで正直こんな僕らにとっては凄く嬉しい話しですし、ぶっちゃけ「悪いこと言いませんから、もっと他のとこに持って行かれた方が良いと思いますょ~」という気持ちもあります。ただ「新しい出会い」は日常的に求めてますので素直に嬉しい。でも、前述したイベントの根本部分の観点で言いますと・・・ちょっと冷たいかもしれませんが、イベントを「目的」としていない僕らにとって、イベントを「目的」と捕らえられてプレゼン頂くのは、決して一過性名ものでは無いので、実はちょっと違うのです。その言葉が「いや、あの・・・」と喉まで出かかるのですが、一言で説明する自信が無くて、はたまた先方もそんな気持ちだけでは無いとも察するので、「・・・はい、是非聴かせて頂きますぅ。」というのが、やっとだったりします。そんな少しの違和感も3年やらせて頂いて最近持ってるのも実際のところ。
話しが少しそれましたね。まとめると、イベントは大前提として「続ける」ことへの「方法」です。
しかししかし、この規模になるとせっかくなのでそれ以上のことも求めています。それは「年に1度の音楽○○○の集い」にしたいこと(○○○の中は、「バカ」「・・・好きダメ人間」「・・・がないと生きれない人」「・・・の話題ができない異性とはお付き合いできない人」「・・・に月5万は使う人」etc・・・アナタのお好きな言葉でドーゾ!前例は僕全部好きです)。
当たり前ですが、アーティストの皆さんは音楽の持つ力を知ってますし、またその力を信じて自分の才能を力に変えていってます。僕らもそこに感動したり共感して一人でも多くのリスナーの方に届けたいなぁ、と思います。リスナーの皆さんも、もちろん音楽の力を感じて、周知して頂いて、ライブに足を運んでくれます。
そんな3者が1年に1度、少々器を大きくして、またその“力”が何倍にもなる可能性を秘めた“野外”という場所(コレとても大事)で、1日一緒に過ごして、確認と発見と共感、喜怒哀楽に溢れまくって、また次の日から頑張れる、信じれる1年にしたいなぁ、ということですね。(うーん、なんか宗教っぽいかも・・・誤解生んだらすんません)
9月7日は、そんだけです。単純明快このイベントはそれが全て。おっきなエゴを言わせて頂くなら、その1年々が、僕の場合今年40歳なのであと20年続けれれば最高だと思いますし、僕の次の世代の皆さんがその後も続けてくれれば、更にそんな最高なことは無いと思っています。「闘魂継承」されればそのタイトルはオトダマ(IWGP)でなくてもなんでもいい。
少し硬い言葉で言うなら「引き継がれるべき音楽とアーティスト」が決して「消耗」されず残りますように。そしてリスナーの皆さんが「消耗」の為に「利用」されず、「失望」しないように。僕らはその「マイナス要因に決してらなないように」する為に。
軽い言葉で言うならばお客さんには「年に一回1万人で合コンしましょう!」アーティストの皆さんには「年に1回みーーーんなで打上げしましょうよ!」ということです。そこに参加するには「音楽」という共通言語があればOK!
ということで「継続」の「ノボリ」を心に掲げて、今年も泉大津フェニックスにてお湯沸かして、一同心からお待ちしております。
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