フラワーカンパニーズ
大浴場のトップはフラカン。2年ぶり3回目の出場です。裏では去年も“SET YOU FREEテント”で勝手に出場。4年連続は彼らだけです。ボーカル圭介君のソロとアフターDJにグレートをお声かけしたら、小西君も来てスイカ割ってくれたり、多分竹安はタバコ吸いながら漫画読んでいたことと察しますが・・・よっぽどヒマなのか?いえいえ、どうもOTODAMAそんだけ気に入ってくれてるみたいなのです。4回全部見てくれてるバンドは彼らだけ。そんな4人を僕らも推してやみません。手前ミソですが、全国のプロモーターでフラカンを一番押してるのは僕らだと思います!・・・って自慢になんない?いや、ちょっと自慢してみよぉ。
はじめて会った(ライブを見た)のは94年くらいだったと思われます。お互いまだ若かった(髪の毛もあった)。そっから、メジャーデビュー、所属有名事務所をバックに比較的順風満帆な活動・・・に見えながら、かなり苦悩してたように思います。ロックバンドなんだけど、ギリギリでやってるキツイバンド(例えばHIGH LOWS、ミッシェル、エレカシなど)と比べると少し耳劣りする、だからイベント組む時も、そんなキッツイバンドと組む勇気が生まれず・・・今思うと少し当たり障りない立ち居地だったような。今でこそソウルフラワーの皆さんと仲良くやってますが、当時は同じ土俵に立てなかったと思います。それは、バンドの意志からすると不本意な方向に向かっていて、メジャー最後に出したアルバム「ベルボトムジャック」(注・これはシングルでアルバム「怒りのBONGO」が正解でした。大変失礼しました)
でルースターズの下山さんをプロデューサーに迎えたあたりで、軌道修正。しかし、そこから所属事務所/メジャーメーカーを失ってしまう。赤裸々なことは伺えませんが、おそらくバンド存続の危機にあったのは間違い無いです。しかし、彼らが出した答えは「4人キリでもバンドを続けること」で、楽器車と楽器と体を資本に年間100本もの本数をやってしまうライブバンドの道を歩きだしたのでした。
この頃から、ライブの評判がうなぎのぼり。「いつ」「どこで」「誰とやっても」強烈なライブをやることが出来る、正真正銘ライブバンドに成長したのでした。名曲「深夜高速」や「東京タワー」も、このギリギリのバンド状態だからこそ生まれ、世間の評価(まだまだ知って欲しいですけど)もアーティストからの評価も「フラカンすごい」と、見た人全員に言わしめる、当初バンドが目指したかった方向にようやくなったのがここ数年だと思います。
僕らがフラカンを推したいのは、こんなギミック無しのストーリーとライブと曲を目の当たりにしてしまったから。結局、ライブ以外では“ごまかし”がきいてしまうのもこの世界。それはある意味「面白い要素」としても使えるのだけど、僕らみたいな人間からすると“ごまかせない”ものにやっぱり惹かれてしまう。ビッグタイアップがつかなくてもいいから、ライブが凄いバンドを応援したい。それは正にフラカンみたいなバンドなのです。
そんな想いで、フラカン今年も出て貰います。実質のトップバッターは「このイベントが何なのか?」を、一番知ってくれているであろう彼らが相応しいと思って、自信を持って一番目にお薦めします!(番台)
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