凛として時雨
突然変異のような、未だ勝手遭遇したこと無い音を出すバンド。
Vo&GのTK、Ba&Voの345(ミヨコさん)、Drのピエール中野君の3ピースから発せられる音は、体を切り裂かれるかの如く毎回強烈なライブを見せて、聴かせてくれます。インディーズながら今、若い世代に圧倒的な支持を受け始めていて、僕みたいなおっちゃんも圧倒的に支持してるのでした。
「たたみ掛ける」というには生やさしい強烈な演奏、ハイトーン男女ツインボーカル、曲は変調変拍子を多投しながらメロディック、シュールな歌詞、TKのカリスマ感、カリスマとは真逆のピエールの“やっちゃったMC”etc・・・とても一言では説明できない「狂気」と「POP」を持ち合わせるバンド。ちなみにコピーバンドは難易度特Aだと思われます。うん、唯一無二のバンド。普通曲を聴くと「あ、こんな音楽を聴いてきはったんやなぁ」「こんな音楽好きなんだ」とか、ある程度分かるものなんですが、時雨に関してはそれが全く分からんのです。僕が音楽知らないだけかもしれませんが・・・。ちなみにドラムの中野君は、「X」と「パフューム」と「お笑い」をこよなく愛しております。ますますこんがらがります。
バンドイメージとともに幻想的な照明が毎回ライブでは重要な役割を占めるのですが、今回は白昼の野外。この時間帯で良いのかどうか・・・・実はもの凄く悩んだのです。しかしフジロック初出演の今年、ホワイトステージのトップ(AM11:00~)ながら、ぶっちぎりのライブをやった!との音泉・桶洗い君からのレポートもあり、照明が効かない時間でもその演奏だけでマチガイ無い、との確信を得て出演順をお願いしました。音量規制の無いフェニックスで時雨の刺さってくるライブ・・・もう考えただけでワクワクします~。皆さん、一緒に「クシ刺し」にされてください。(番台)
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