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2009年9月 8日 (火)

僕の見たオトダマ~前半~

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 月曜夕方の、撤収が終わり何事も無かったかのようなフェニックス。毎年思いますが、この光景を見ると「夢だったのかなぁ?」と。それくらいなんも無くなってしまった、寂しい光景。お待たせしました(誰も待ってなかったりして)、僕らにとっても夢のようだった9月5日を回想。

 朝、ここまで来ればあとは「勝手に進む」と言うと誤解が生じますが、僕一人じたばたしてもしょうがないので、何百人と動いて頂ける各スタッフの皆さんを信頼し、順調に進むのを願うのみ。ホントは入り口でもぎりして、チラシお配りして、お一人お一人に「いらっしゃいませー!」と、言ってやっぱり「飴ちゃん」配りたい気分なのですが。我慢して、本部で各セクションから繋がるトランシーバーの声を聞く。このトランシーバーと携帯電話が無くなれば「今日1日心底楽しめるのになぁ」とは不謹慎な本音。仕事でやってる以上永久に叶わない相談であります。

 本開場10時前にメインスピーカーから大音量で不穏な歌声が・・・曲は“WAO!”なれど歌声がアベさんならぬ、うちの男湯。ド下手な音程はジャイアン級!「何しとんねん」と思ったら「待ってるお客さんが『あ、ユニコーンがリハやってるぅ!』と思ってくれたらオモロイでしょ~?ヘヘ」・・・誰が思うかぁ!去年は全アーティストの曲をカラオケで熱唱(もちジャイアン級)、録音したものを打ち上げのBGMにするという奇行に出て多少ウケたのを良いことに、今年はなんとお客さんにまで聴かせるとは・・・(あとで聞いたら、一部の帰りのバスでも同じような曲を流したらしく・・・聴かされた人、ホンマすいません)。開場前からグダグダですわ~。定刻過ぎに開場。11時前の時点で予想よりはお客さんが集まってくれている・・・やりたくない「前説」を今年もやらされる。パンフでも言いたいこと書いて、ブログでも書いて、ホント毎年今更言うこともないんですけれど・・・。毎年と同じく、皆さんの健康と、モラルを信頼、そして感謝を述べるのでいっぱいいっぱいっす。空は快晴過ぎるくらい・・・お日様はまったく手加減してくれない様子。今年も暑くなりそうで、雨よりはいいですけどね。下から二番目くらいのイベント日和。

 定刻でLOST IN TIMEがスタート。本部も落ち着いてきたので自転車で露天風呂に。朝からライブやって貰うのは刻かと思うけど、この時間から1日LIVE聴ける幸せをLOSTで感じました。今年もバンドの皆さんに失礼の無いよう許される限りライブを見ようと思いまして。海北君の声は野外が似合う。意外に通る声が、青空に吸い込まれる感じがして、トップにふさわしくないと言ってましたが全然そんなことない。静かに、確かに開演!

 ガリクソン君入浴宣言には当初からの予定通り、RGさんが乱入!2年前にダダすべりして、ホルモン・ナヲちゃんに思い切りイジられたリベンジか「君は1000%」でこれまた予定通りのダダすべり、このストーリーが実にプロレスっぽい。ステージ袖から聞いてるとガリクソン君のネタはモニターが無いので正直よく聞き取れませんでしたが。。。お客さんは楽しそうで良かった。

 monobrightのメンバーがステージ袖で気合入れ!良い顔してます。「紅色・・・・」からはじめたのは力強く、理想的なセットリストだったと思います。FM802のレギュラー番組から生まれた初披露の「STEREO FREAKS」は大阪のお客さんと一緒に育てて欲しい、育つ予感のする曲。10月Hatchに向けて期待の大浴場、期待通りのライブだったかと。しかし普通、ライブ前にこんな入浴宣言あると怒るよなぁ・・・と見ながら気付きました。

 露天でザ50回転ズ。大阪で頑張ってるこんなカッコイーR&Rバンドなれど初オトダマであります。もっとはよお願いしとけば良かったです。場所も時間も直射日光もまったくカンケー無い、いつも通りブッチ切りのライブであります!

 チャリンコで本部に戻る途中、ライブハウステントにはライブハウスの人が溢れてます・・・当たり前か。いつもお邪魔してる立場なので、年に一回立場が変わってお邪魔して頂くのもなんかイイのです。というか、これだけ京阪神のライブハウスの人が集まってくれてるの見ると嬉しい。毎回このイベントに出るバンドはライブハウスを基盤に活動してるか、売れててもライブハウスでやれるスタンスを持ってる人ばかり。それは僕ら音泉の基本で、ライブハウスで良いライブが出来ない人はヤなのです。そこがあるからこうやってみんな集まってきてくれる気がします。中でもシャングリラとファンダンゴはお店閉めて来てやがるのです。この仕事で土曜休むってね皆さん、信じられへんアホなんですよ、アホ。アホがテントから楽しそうに溢れて。磔磔の化石・・・いや、まだ生きてる生きてる、関西ライブハウス最年長(たぶん)水島さんまで来て頂けてて感無量。水島さん生きててよかった♪

 次の大浴場はSCOOBIE DO。50回転ズからスクービーは、沸騰しっぱなしだったような。この2組はガチとエンターテイメント!これぞR&Rの往来ですね。この順番にして良かったと思いました。スクービーは鉄板と言うのでしょうか?笑って踊れて泣きのメロディー、日本のソウルがここにアルと思いますライブ。そして「日本を印度にする前に・・・人間やめませんか!」この猪木ばりの名言が頼んでもないのに出てくるだけで、全幅の信頼が持てます。何が何でも応援したくなるのです、この人達。「ロック」と「プロレス」と「笑い」はリンクするのを今日も確信!

 次は露天でghostnote。数年前にRUSH BALLのATMCに出させて貰った時から、なんか申し訳ないなぁ、と思ってました個人的に。やっぱ僕らが関わってるバンドを自分達のイベントにブッキング出来てないのは後ろめたいものなのです。お客さんにはどっちでもいいことかもしれませんけど、あわす顔が無い感じ。このバンドはこれからが勝負なので、スタートの意味でも今回お願いしました。ここは桶洗い君に見て貰って、本部に戻る。

・・・なんかメッチャ長くなってきました。前半戦はココまでにして、以降中盤、後半に繋げるとします。こんなんでええんでしょうか?主催者じゃなく、お客さんのレポみたい。また明日以降書きますので良かったら覗いてやってください。もうちょっと裏話も交えていければと。

 

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