僕の見たオトダマ~真ん中編~
本部に戻りがてら場内視察。
まずKIDSエリア。あらぁ~、お子ちゃまが居るわ居るわ、ウジャウジャ遊んでくれてます。そのために作ってんですけど予想以上に多い・・・いや、巨大迷路が場所とり過ぎでした。こりゃ狭いです、ちょっと考えれば分かることなのになぁ、、、反省。フワフワ、スマートボール、弓のマトあて、ヨーヨーすくい、おもちゃ各種。ちょっとやり過ぎたかなぁ、スタッフの数が追いついてません。ヨーヨー作るのが追いつかず「一時休憩」してたら「なんでやめてんのぉ?」という、パンクな質問を浴びせられたり、無料だったので飽きるまでお子ちゃまはやりますから係りの人は休む間が無かったようです。ごめんなさい、お子ちゃまを甘く見てました(汗)グリコさんから頂いたお菓子も好評、フットサルチーム“シュライカー大阪”の皆さんによるミニサッカーも盛況だったようで。子供達が楽しそうだったのが何よりでした。
ライブハウステントは、BLACK BORDERSん時は人溢れてました。あんま有名な人がやる場所では無いんですけどね、川西さん50歳まで50本ライブが九州1本とんだんで、ここで1本稼ぐことになりまして。「運動会のテントで、ステージもなんも無いですよ、ホンマにええんですか?」と事前に確認したら、「全然いいよぉ、どこでもやれるから」・・・49年生きてる人は余裕があります、かっこよす。ビークル・ヒダカさんも夕方シークレットで出てまして、これも人溢れすぎ。だから、あんま有名な人は出ちゃダメ・・・と思いきや、あんだけ「見ちゃダメ」と言ったのにMUNA SEAにもそれなりに人が集まってたらしいです。むむ?誰でもいいのかぁ???ライブハウス店長座談会は今年も当たり前に見れませんでした。誰か録ってる人居ればYouTubeにアップしてください。
ぐるっと見ますとシート広げてるお客さんが多いせいか、例年になく客席がいっぱいに見えます。これ以上お客さん来ると、ちょっとギスギスするんではないかと思い、絶妙なチケット売れ数に運の良さを感じつつ、金運の無さも感じつつ。つぅーかそれは「運」じゃないか。
さて本編に戻りーの。余興その一、スイカ割り。今年はガリクソン君とRGさんが再び登場で仕切ってくれました。そしてスイカを割るのは。。。なんと、王子!カジ君!もちろんカジ君と言えばスイカよりも、そぉです!パイナップルです!!僕らがパイナップルオシしてたのはこぉゆうことだったんですねぇ!!!相変わらずネタが小さいですね。カジ君包丁でパイナップル割り。満面の笑みで包丁振りかざすとこに「狂気」を感じます。POPの裏側は狂気です、併せ持ったカジ君はやっぱりステキであることをこのパイナップル割りで再確認。
そしてお次は熱湯CM。去年に引き続き熱湯CMのプロ(?)ビークル・マシータ君とタロウちゃんも乱入し、ガリクソン君がお風呂から抜けれなくなって、カジ君のゴングで今年もグダグダで終了。ココ担当僕ちゃいますよぉ、全部うちの男湯です。1万人規模で300人規模のネタやるのは全部ヤツの仕業ですから。ご近所さんから冷たい目でみられないよう言い訳しておきます。そいえば今年こそ「透明のお風呂」作ろうと思て見積もりとったんですけど「○十万(○の中は100に近い)」すると言われまして、、、泣く泣くファンダンゴさんからお風呂借りてきました。しかしライブハウスがなんでお風呂持ってるんでしょうね?昨日「返します」言うたら「返さんでええです」言われまして、現在会社の廊下にお風呂おきっぱなしなんです。とてもじゃまなんで欲しい方は音泉までお問い合わせください。
ゴングのあとはマジメにSABOTENのライブ。今年は、彼らを中心に関西で頑張ってるギターパンクバンドが首謀する「マスターコロシアム」の宣伝です。どっちかと言いますと若い子向けですが、今週土曜大阪城野音で開催されます。PAN、Yacht.、dust box他、僕ら関わってないんですけどバンドの皆さんはとても頑張ってるので地元プロモーターとして是非紹介したかったのでした。
そのあと露天は初出場、detroit7。期待してたけど、期待以上に良かった。エエ音出してはりました。メンバーチェンジやら、英詩から日本詩にトライしたり、海外行ったり、他のバンドと比べると遠回りしてた気がするですが、今やっとバンドが勝負できる状態だと思ったです、だからお願いしたです。"Beautiful Song"ん時だけ学園祭がロックフェスになった気がしました。来て貰って後悔無し!
そしていよいよ中盤の沸点、BEAT CRUSADERS!SE~お面とるまでにこんなアがるバンドも居ないですね。今回は最初の方に「出る!」と言って頂けて、去年からつながってる感じが出てとても嬉しかったのです。カジ君やスクービーが出て貰えてるのも僕ん中では"BOYS OF SUMMER"とつながってます。大作戦にもRUSH BALLにもサマソニにも、どこに出てもおかしくないのはこのバンドだけかと思います。そしてイベントによってアプローチを変えてくるのが凄いと思います。引き出し多すぎ。今回はダマテンでメロン記念日を連れてきてくれまして、男風呂ばっかりだったので、違う風が吹きましたね。どんなジャンルの人とも絡めて引き込めるのも凄いなぁと思うです。このフットワークの軽さと遊び心とプロ意識は、僕らみたいなまわりの人間も凄く刺激されます。7曲あっと言う間に終わっちゃいました。10月大阪城でユニコーンと対バンも決まりまして、ナニしてくれはるか想像しただけでワクワクします。
バンドの中心源BEAT・・・からPOPの中心源カジ君へ。"甘い恋人"からテッパンの選曲!さっきdetoroitでアメリカになった露天風呂が、ヨーロッパに変わりました。湿気で日本とバレるのが残念です。バックのギターが小暮君なのも個人的には"萌え"。はじめてと思えない、メチャクチャハマってます。しかし、ひとつのイベントで、この幅の広さはある種ヒダカさんの教え(勝手に真似っこしてるだけ)だなぁと思ってたら、さっきステージ終わったヒダカさん、カジ君にも乱入。すんごいエンターティナーです。根性が違います、ギャラ1,2倍なのかなぁ・・・というかそんくらいしないと申し訳ない盛り上げぶりでした。
カジ君のあとは、またこれR&Rに戻ってTheピーズの皆さん、初大浴場。これはもうなんと言いますかぶっちゃけ「順番」です。長いお付き合いの中で、「出る年」、「出ない年」、「大浴場」、「露天の年」など、順番。そんだけ信頼と長いお付き合いをしたいという希望の表れでしかありません。意識してなくとも、知らずとそうなってしまうのです、この常連の皆さんは。ピーズの登場で会場がいろんなとこにトリップしていたフェニックスが「オトダマ」に戻った気がしました。これぞ、ダメ人間の集い!イベントの中心に振り戻りました。しかし、ひそかに気合いほとばしるライブに思えたのは、僕だけでしょうか?
次は、露天でBO GUMBO3。僕に最初に「ライブバンドとは?」ということを教えて頂けたバンドBO GUMBOSの3/4人。今年デビュー20周年で、節目には何かしたいとお願いさせて頂きました。永井さんのベース、岡地さんのドラムがまずヤバイです。丁度見にきたグレートと目があって(あまりのグルーブに)苦笑い・・・お腹にグイグイ来る・・・ってもんじゃなくグイングインきます!これこれ。そこにKYONさんのニューオリンズピアノとR&Rギターが入れば無敵で至福のアンサンブル。気持ち良過ぎて、どうかなりそう。真ん中のバラード「ゆらゆら祭りの国へ」で、どんとさんが歌ってる気がしました。空が青過ぎて、歌を聴きながら空を見てるとどこに居るかわかんなくなりました。こんなお客さんのためにやる催しを私物化してるアホな主催者ですが、しかしBO GUMBOSと出会えたから今の僕があるのは間違いないので、今日このイベントがあるのもそれがあってだから許してくださいませ。最初身内にも「BO GUMBO3を出したい」って言ったら、「シーン」として誰も賛成も反対もしようがない空気になりました。それくらい自分しか分かんないことではあるのだけど、筋は通ってるつもり。「ライブバンドに拘る」のは二十年前にBO GUMBOSに会っちゃったからってことが、かなり大きいですから。今日、演奏して頂けてるのもとても自然なことだったりするのです。最後のメンバー紹介はどんとさんも込みで・・・でもね、なんかホントの話し、4人で演奏してた気がしたです。作り話でもなんでもなく、僕にはそう感じたです。ライブが終わって裏にお礼を言いに行ったら(考えたらまだ最初の挨拶もロクにしてなかった・汗)永井さんが、僕の手をギュッっと握ってくれて「ありがとうな、ありがとうな!」と何回も言ってくれました。実は20年来、永井さんとはそんなにちゃんと話したことが無く。当時、恐れ多くて(演奏が凄すぎるのと、サングラス&サイケで恐かった・笑)ろくにお話しできず、皆さん自由で「打ち上げ」も滅多になく、現場で「おはようございます」と「お疲れさまです」くらいしか発してなく、なんかズルズルそんな距離感のまま今まで来てしまってたのです。そんな永井さんが汗だくで、目を見開いて、手を強く握って、しきりに何か言ってくれるのです。「ありがとうな、ありがとう」と。実は1日で一番グッときたのがこの出来事。なんて言いますか、久々にこの演奏が聴けて嬉しかったのか、20年ではじめて喜んで貰えたのが嬉しかったのか、真剣に話して貰えたのが嬉しかったのか、どんとさんの居ない事実を目の当たりにして悲しかったのか、一回目のこのイベントを思い出したのか・・・とにかくいろんな感情で胸がいっぱいになったのでした。見て頂けたお客さんにも何か残りましたよね?素晴らしいステージだったですね。時間短かったけれど、そいえば京都音博でも見れますね。そうやって、いろんな人がBO GUMBOSをいまだ紹介する中に、自分も少し加われたら嬉しいです。
おぉっと、ついついマジメな話しが過ぎました。あとは笑ってばっかの後編・・・いや、フラカンとトモさんも泣けたよ~(つづく)
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