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2011年8月23日 (火)

出演者紹介 フラワーカンパニーズ

  12時25分大浴場はフラワーカンパニーズ、2年ぶり5回目の出場。「参加」するのは7回連続で皆勤賞。ご存知の方も多いと思いますがこのイベントは「3年連続出場は無し」ってルールでやっていながら、フラカンは呼んで無い年も来てくれるので皆勤バンドになってしまってるのです。

以上、紹介おわり。

・・・

・・・なんて、今更説明することもフラカンのバヤイ無くなってきた。このイベントを一番知ってくれてるバンドで音泉の「裏」看板バンド。

  少しだけ褒めてみよぉ。彼らは音楽と関係ないけどバンドの在り方がちょっとステキ。ベースのグレートマエカワが「リーダー、グッズ、スケジュール管理、経理、運転、総務」をほぼ一人(一匹)でこなしてしまう「IQの高さ(こう書くとより猿っぽい)」がまず素晴らしく、かつムダが無い。搬入出も、雑用も全部メンバーがやって、スタッフはPAさんと楽器のQちゃんの二人で全国まわってます。プロダクションが無くてもフルタイムプロでなんとかやっていってる姿勢とそこから生まれた音楽とが、たくさんのバンドや関係者の励みにもなってる。もちろんリスナーの皆さんにも。 

 僕らプロモーターとバンドは「契約書」が良くも悪くも無い。(外人は絶対あるけど)日本人同士は殆ど無いのでどっちかが辞めない限りなんかズルズル(?)関わりがち。プロダクションさんとかレコード会社さんは契約があるので更新しなければ終るんですけど、我々ライブの仕事は無いんですよ。「いついつライブやる?(やらせてもらえません?)」「いいですよ~」って、会場押さえて、チケット段取りして、宣伝して、当日現場やって、精算して・・・・の繰り返し。会場の大小、バンド問わず基本その繰り返し。

 ほいで、バンドやってるとやっぱ状況悪い時もある訳です。うまくいってる時は「いい話」しかないから常に笑ってられるけど、状況悪くなると下向きがちで話題も暗くなる。そうなるともうマイナススパイラルにはまって、どんどんバンド内もバンド外も関係も悪くなったりする訳で。これ一般的にも当てはまるんでないかしら?業績が落ちる、お客さんが来ない、作ったモノが売れない、、、誰かのせいにしたりして険悪になりがち。

 僕がフラカンとの関係において音楽以外で教えられたのが「売れること」よりも「続けること」を目標にすること。「乗りかかった船は下りない主義」で行くのならば「売れる」って港じゃなくて、「続ける」って港に向えばいいのだと。そしたらすごく楽になれるし本質が見えてきた。人のせいにも絶対しない。そこまで話さないけど、グレートとはそこが間違いなく一致してる(気が勝手にしてます)。

 だからフラカンが60歳までバンドやれてれば、僕ら音泉もそこまで続けれるんだろうなと漠然と思うのです。僕らの存続はフラカン(みたいなバンド)の存続があってのことではないかと。

 初めて会った時はお互いまだ20代、髪の毛もあったしお肌もチュルチュルだった。20年弱たってしまったけど、あと同じくらいの年月は一緒に笑って泣いてこの世界にかじりつきたい訳です。その真ん中くらいの2011年夏のOTODAMAな訳で、今年は久々に大浴場な訳です。まぁそんだけの話しな訳ですけど。

 最近では10-FEETに呼んで貰えた「京都大作戦」のライブがとても良かった。若いお客さんに「オトナになれないオトナのウタ」が炸裂。「深夜高速」も良かったけど「東京タワー」って曲が僕的には最近ライブで一番お気に入り(てか泣ける曲)で、その日も一番良かったなぁ。年とるのが怖くなくなる曲、若い子に恐れなくていいのダ!って伝わったのではないかと。9月3日も聴きたいけれど・・・まぁ、この日は客席も「オトナになりたくないコドモみたいなオトナ」ばっかりだから違う曲でいいのかな?まぁ、全幅の信頼でバンドに任せるのだぁ。(番台)

 

 

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