「ジャンピング乾杯Tシャツ」デザイン投票に多数のリアクションありがとうございます。予想を上回る反響で「投票数がチケット売り上げを上回るんじゃないか?」と本末転倒な事態に笑えない番台です。冗談です。もうしばらく受付してますので清き一票をお待ちしております。
そして、今日はもっと根本的な「音泉魂」ってなに?という、毎年おんなじようなこと書かせて頂いててもはや誰にも聞かれてないことにお応えしたいと思います。(はじめて来る人もいますよね?ね?)
清水音泉というアホな名前を作って2年目「ロックの“のれん”を掲げるなら我々も野外イベントに参入せねばならぬのではないか?」という理由ではなくて、単純に「自分達にしかできない野外イベント」をやりたくて、7年前(2005年)に始めました。「野外フェス」と言われるとおこがましく自信が無かったので、「ぴあ・夏フェス特集」じゃなく「ぴあ・学園祭ニュース」にとりあげられようと9月の開催にしました。今でもそれは変わらないのですが、ぴあさんが休刊になってしまいどう言い訳しようか困っているのはここだけの話し。
初年度は「やりたいこと全部やっっちゃる!」とおっきぃステージ二つ作って「LEFT STAGE」「RIGHT STAGE」という温泉と全く関係ないオモシロくないネーミングにしたところ大コケ。マンション1件買えるくらいの借金こいたのもここだけの話し。翌年は(赤字が怖くて)服部緑地の野音で開催しましたが、3回目からは「大浴場」「露天風呂」というステージ名にして1日交互にライブをやっています・・・・以上が全貌。
・・・いやちょっと補足、大浴場はおっきぃけど露天風呂はちっちゃいステージになります。本当は初年度の如く出演者の方はセールス関係なく同等に接したいのでサイズ変えたくないんですが、そうするとチケット代1万円超えてしまう(若しくは僕が欲しくもないマンションローンまた抱え込んでしまう)ので、いろんなバランスを考えて今の形に落ち着いています。 ライブとライブの合間は5分~10分空けるので二つのステージのライブは見ようと思えば全部見れますが間違いなく倒れるのでどこかで休憩してください。
基本のステージ以外は、「SET YOU FREE」の千葉さんて人が(勝手に)イカしたバンドをいっぱい連れてきてくれて「秘湯!SET YOU FREE テント」として盛り上げてくれますが、そこは僕らはノータッチ。スペースだけお渡しさせて頂いてます。四星球はそこにずーーっと出てくれていて今年初の露天風呂登場!(風呂そうじですけど・笑)というストーリーもあったり、フラカンとかサンボ山さんとかトモさんとか千葉さんと仲良しのアーティストは勝手に本編以外で過去ライブやってくれたりしてました。今年もナニが起こるか楽しみです。
あと毎年関西の応援してくれるライブハウスのみんなが「オラ達もなんかやらせろ!」ということで「源泉!ライブハウステント」という場所を提供してそこも勝手にやってくれていたんですが、今年は「宴会場テント」というのをやります。その辺の芸人さんより絶対オモシロいニートビーツ・Mr.PANの「バンドマンのスベらない話」他、いろいろ余興やライブを企てていますので詳細はもうしばしお待ちください。
因みに「テント」ってもFUJIの「レッドマーキー」とか有名イベントの「なにがしテントステージ」とは比べ物にならないほどちっちゃい、当初は「運動会テント」ではじめたような(今はもう少しおっきぃですけど)企画なんで、あんまりちゃんとしたのを期待されてしまうと主催者的には半泣きになります。フェニックスは日陰が無いので日よけも兼ねてたりしますから、昼間疲れた時とかにもご利用ください。
えーっと、あとは、そう、毎年仲良しの芸人さんが来てくれます。レギュラー格はレイザーラモンのお二人(うちの男湯の立命館大学時代のプロレス同好会仲間、因みに同期は新日本プロレスの棚橋選手、学校の同期はくるりってどんな学校やねん!)がスケジュール合えば無償で駆けつけてくれたりして前説(入浴宣言)とか熱湯コマーシャルとかスイカ割ったり、打上げ盛り上げてくれたりしますが、今年はまだ調整中。
ざっとこんなのが全貌。要は「すんごいライブが1日中繰り広げられる」だけなんです。それ以上でも以下でもなくて、それで充分というかライブ好き、ライブ無しでは生きれない、ライブに生かされてる人にとって「1年で一番幸せな日」の1日に加えて頂けるようなイベントを目指しています。
普段この仕事をさせて貰って「こんなに幸せな仕事は無いなぁ」と思いながら、世間を省みると「いかに小さなコミュニティで生きているか」という現実や、「音楽の波及力の無さ」を感じることがままあるのですが、毎年この日が終った時に「こんなにも自分達と同じ意志を持った人が居る現実」と「音楽の持つ力」を確認させて貰えて、また1年やっていける気がしています。このイベントに参加して頂いて同じ気持ちを持って頂ける方が一人でも増えるようにずっと続けていきたい、というのがイベントやらせて頂いてる理由。もうね、ホントそれだけ。僕らのまわりにそう思わせてくれる、心動かしてくれるライブをするバンドとお客さんが居る限り、願わくば一生続けさせて欲しいイベントになってしまいました。
イベントの説明するつもりが漠然とした内容になってすません、心のうちはちょっとマジメなこと考えてるのもここだけのお話しで。では必死のパッチで引き続き頑張りまーす!