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2011年8月26日 (金)

出演者紹介 レキシ

 だいぶ湯加減もよくなってきた14時15分、露天風呂はOTODAMA初入浴!「レキシ」の登場。ご存知元SUPER BUTTER DOG、100sのイケちゃんのソロユニット(当日はバンドで演奏予定)。今年約4年ぶりにセカンドアルバム「レキツ(1stはレキシ)」をリリース。初回1万枚はジャケット題字が本人直筆という拘りようで、5月の大阪シャングリラは完売。僕らは今年からご一緒させて頂いてまだ間もない関係。

去年初めてライブを見せて貰ったんですが、もうね「レキシ(歴史)」への拘りよーがハンパないの。衣装、歌詞をはじめ、関わったミュージシャンは全て「レキシネーム」の称号を無理やり与えられ、ホントどーでもいいことにムチャクチャ拘っている。なんて言うか・・・僕らも「温泉」or「銭湯」に拘ってアホな労力を使ってる訳ですが、はじめて「シンパシー」を感じたのです。オモシロ過ぎて悔しくもあり、失礼ながら「同志」的な情も芽生え・・・敢えてここで辻仁成が中山美穂に(ヨーロッパの空港)ではじめて会った時の言葉をふたたび使わせて頂くならば、、、

「やっと会えたね」(初対面ですよ、お初、、これで結婚するって凄すぎ)

 そしてそんな「僕」と「イケちゃん」が「やっと会えた」のは4月にアルバム「レキツ」のプロモーションで来阪した時朝一発目がラジオの生ゲストだったので伺ってみると、ナント衣装の紋付袴を既におめしになってらっしゃる。聞けば、着付けの為にわざわざ朝イチの新幹線で大阪入りしたそうで。。。いや、なんと言いますか、、、「衣装着てもラジオや、ちゅーねん!」もう、この瞬間僕の心は持っていかれた訳です。

  実際ライブはもう「勘弁してー!」ってくらい笑ってお腹が痛い。抜群のラップにどーでもいい歌詞がのる「狩りから稲作へ」、抜群のファンクチューンなのに死ぬほどどーでもいい歌詞がのる「きらきら武士」とか、もう曲がイチイチ名曲で歌詞がひたすらどーでもいいの。そしてMCが最高(ワンマンだとめっちゃ長いけど)。心配なのは、OTODAMAはたくさんのアーティストの人を呼びたいので演奏時間は短めなのです。。。レキシ満喫するにはちょっと時間が足りないと思うのです。。。そう思って後夜祭の9月24日「SUZUDAMA」クアトロではたっぷり見れると思います!チケット発売中!(よっ、宣伝上手!)

  そんなどこを切ってもアホな5月のワンマンライブでとても印象に残ったことがあって。それは3月11日の影響でまだ世間がどんよりしてる空気の中、敢えて正面から言葉にはしなかったけどライブの最後の方で「こんな時だからさぁ、上向いていこーよ!」って男気を遠まわしにテレながら言ったことに、とてもグッときたのです。純粋に「ありがとう」と思った。

 アーティストの表現方法は千差万別。問題意識を訴える人、逆に音楽で忘れさせてくれようとする人、癒してくれる人、笑顔にさせてくれる人、忘れてたことを思い出させてくれる人、直接的な人、間接的な人、いろいろな方法をそれぞれ聴かせて見せてくれる訳ですが、思うに考えてる根っこのとこはみんな同じだと思うのです。僕が知る限り、アーティストはみんなとても繊細で人並みに傷つき易い、けれどそれを跳ね返して人に何かを与える強靭な強さを持ってる。イケちゃんも間違い無くそんな一人で、質の良い音楽に笑いを注入して誰もマネできないことをやっている。サンボやCoccoちゃんも僕は大好きですが、アプローチが全く違うレキシも大好きになりました。一見「なんだこのバラバラなキャスティング」と思われそうですが、僕の中では根っこは一緒。音かハートか、どっちかのグルーブが合えば一緒にやっちゃっていいと思ってます。そんな訳で今回迷いなくお願いしてしまったのでした。(当日まであと10日切って焦りまくりの番台)

 

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