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2011年8月28日 (日)

出演者紹介 SION

  露天風呂17:00はSION先生の登場。実は僕この仕事して一番長くお付き合いさせて頂いてるアーティストなのです。もうかれこれ20年ちょっと。そしてはじめて触れたのは高校3年の時、友達から「これ凄いで聴いてみ」と渡されたカセットテープ(いや~今や死後ですな)、帯には「SION/新宿の片隅で」と書かれていた。とても危ない、ナイフみたいな鋭角なロック。「危ないふりした危なくないロック」はたくさんあったけど、そのカセットに入ってた音源は本物だった。

  初期はパンク、泉谷さんの「春夏秋冬」を抜群のセンスでカバー、その後マーク・リボー、ロバート・クワインさん等との共演でジャズエッセンスまで取り入れた凄くクオリティの高い作品を、はたまた福山雅治さんとコラボ(福山さんがSION大好きでカバーもしてくれてます)したり、最近ではBRAHMANやKen Yokoyamaさん等、SIONをリスペクトしてる方達がカバーしてくれたり、四半世紀の経歴はう~ん語りつくせない。「12月」「がんばれがんばれ」といったグッとくるバラッドもとても魅力。(ライブでやんないですけど個人的には「12号室」「2月というだけの夜」とか泣ける曲クソほどあります)

 今はライブを3つのスタイルでやってはります。まず「MOGAMI」というルースターズの池畑さん井上さんによる日本屈指の強力リズム隊に松田文さん、グルーバーズの藤井一彦さんといった面々の怪獣(?)みたいなスンゴイバンド、そしてそのギターの文さん(この方のギターがまた国宝級、もうお爺ちゃんですけど・笑)がアコギを弾いて二人でやるアコースティックVer。そして今回の「The Cat Scratch Combo」は、藤井一彦さんバンマスにTHE YOUTHのドラム・ヒロキ君、元惑星のベース・清水君の若手2人による荒削りだけど勢いがハンパないまさしく「ひっかき楽団」の4人でのライブになります。

 先生もう50ちゃい(もうすく51ちゃい)なんだけどずっと見てきて今が一番輝いててカッコイー。うん、まちがい無い、僕にとっては高校3年からずっとカリスマ。ライブの都度「背中押されて」、お酒が入った先生に説教されて、でも最終的には励まされて・・・・先生には感謝しても仕切れない。先生は最近「オレはもう歌うしかないんよ。昔はそうじゃ無かったけど今は人のため、オレの音楽を聴いてくれる人が居るなら全て捧げて歌いたいって思うんよ」と言います。今回、はじめてOTODAMAに来て貰えることになってとても嬉しい。多分ほとんどの人が初めて見ると思うんですけど「命かけて歌ってる姿」心底見て欲しいと思います。(番台)

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