2週間前

  モンスターバッシュも終わりました。うちは男湯ことT口君が参戦しましたがどんな感じだったんだろう？モンバスのラインナップを見るに、関西で言うと「京都大作戦」と「ロックロック」と「RUSH BALL」と「OTODAMA」が一度に見れるような・・・お得度満載ですね。シチュエーションも山の中の大自然で、売り切れるのも納得な気がします。

　ここでお気づきの方も多いかもしれませんが…そう、前述したイベントは大概売切れなのです。ついでに今年は「京都音博」も即日完売だそうで。。。イベントはどこも大盛況！この夏まだ間に合うのは手前ども残念な主催者のソレのみとなっておりまする。FM802さん筆頭にうちの宣伝が多くなってるのはそんな事情もあるとか、ないとか。（いや、きっとあるなぁ・・・ははは）毎年お馴染みの光景ですが、今年も当日会場はユルユルであります故、どうかご安心ください。そいえばこないだ会社にメールで「客席で流しそうめんやっていいですか？」と、問い合わせがきて「スペースあるからいんじゃね？」と思ったら「収拾つかなくなるからNGにしてください」と社員に諭されました。計画した方お気持ちだけ受け取っておきます。そんな感じで（決して意図ではなく）何かにつけ「並ばないイベント→音泉魂」は今年も健在。たまに言われて半泣きになるので、潔く自分から言ってみました！

　しかし、どうしてチケットが完売しないのか？雑感含めて考察してみよう。

「所謂パンクバンドが少ない」→・・・隙間産業的にここはかぶせらんにゃい

「異様な猛暑」→こりはどうしようもにゃい

「会場に地面の芝生以外に緑が無い」→す、すいません、これも申し訳なく思っています、はい。

「SPITZが出ない」→ロックロックで見れるからOK！

「同じイベント名（OTODAMA）が関東にある」→そいえば、向こうの主催であられるキマグレンの方と春に偶然会いまして、お互い「あぁ～かぶってすいません」と頭下げまくる、ってことがありました。実は始めた年が同じで「わお、名前かぶっちゃった」と気にはなってたのですが、9年目にしてやっとお詫び出来たと思いきや、先方も同じこと思ってはったようで・・・とっても良い人でなんかほっこり。？、チケットの売れ数とは関係ないか。

「HPがゴチャゴチャしてて何がしたいかもう分かんない」→大丈夫です、時に我々も分からなくなります

「大物ミュージシャンのブッキング力が他ほど無い」→イ、イタタタ・・・イタイよ～

「宣伝力が無い」→ついでに金も人手も無いのだ

「一見ハードルが高い」→こないだある若い子に言われてショックだった一言。メッチャ低いのになぁ・・・子供もタダで大歓迎なのにぃ。しかし間口が狭いのは確かかもしれない。「こっからここ以外の人は来なくていいっす」って、見えない線引きはしてる気はします。これが首絞めてるのかも。間口を広げる寛大な人間力が必要ですがあと2週間では無理。

「チケット代」→う～ん、出来るだけ安く設定してるつもりなんですが・・・と、言いつつ実は今年しれっと\300上げてます（今ここで言うのか）。実は去年8年目にして「想定人数では興業として成立してない」ことに気付いたのですよ・汗。グッズの売上食い潰してなんとか、みたいな。大変申し訳ない思いで\300UP・・・。ひ、ひょっとしてしれっと値上げしたことにお客様のお怒りを買ってしまったのだろうか・・・第一弾発表とともに大々的に告知しておくべきでした。悪いことは先に言わなきゃ・・・猛省。

　まぁいろいろ思い当たりますが、あと2週間ではいかんともしがたいことばかり。来年から売切れ目指してちゃんとしますので（嘘つけ～）、今年は何とかご勘弁を。しかし今日はなんかすいません、不安から自虐ネタに走ってしまいました。次回もっとまともな風呂具にしますので！（番台）

入浴順発表～トリはモンパチ！

　どうも～、先だって「老眼」になりCDの歌詞カードがよく見えなくなった番台です。やっと「オッサン」の仲間入りが出来た気がしてまんざらでもないです。

　さておき「入浴順」発表しました。野球的に言うならば「スターティングラインアップ」でも良かったのか？ここに来て「野球」と「温泉」でブレまくりの主催者は私です。まぁこの際どっちかにかかってれば「セーフ」としてください。

　順番いかがでしょうかね？毎年、楽しみながら悩んでますがでも楽しい。基本はいっつもそうですが「自分がお客さんだったらこんな順番で見たい」ってのをスタッフ間であーだこーだ言って決めさせて頂いてます。出演者の方々の前後スケジュールの都合も加味して、こんな順番にさせて頂きました。

「なんで最年長のコレクターズが一番暑い時間帯やねん！」（コレクターズファンの方の声）

「なんでレイザーラモン10分しか無いねん！」（ディープ音泉魂ファンの方の声）

「なんでRUSH BALL出られへんねん！」（日高央の声）

「なんで俺の名前が無いねん！」（ガリガリガリクソン）

など賛否両論聞こえて参りますが、、、「太った芸人」以外の皆様のお声は来年以降に活かしたいと思いますので、何とぞご了承頂ければ幸いであります。

　まず注目頂きたいのは、なんと言っても大トリの“沖縄代表”MONGOL800です。

　彼らは結成15年、今年6枚目のアルバム『GOOD MORNING OKINAWA』を発表しました。このアルバム「沖縄民謡」から「パンク」、「ポーク玉子」から「基地問題」、「青い海と空」から「核」、「LOVE SONG」から「SAD SONG」、沖縄の明るさと抱える痛みに真正面から向き合った素晴らしい普遍性を持った内容、本土の僕らにも圧倒的に刺さる作品になってます。って書くと少々重いけど、アルバムトータルはとてもハッピー！ですので念のため。この例えつらくても最終的に「笑いとばす」感じ。「ナンクルナイサー！」と「ええやん！何とかなるで～」の沖縄と関西人の楽観的な強さって似てると思たりもして、関西人としてその辺りもシンパシーアップ。

　彼らはこのアルバムリリース後、春から夏に初めてホールツアー（椅子席ってことね）に挑んだのですが、そんなメッセージと音楽性が十二分に伝わる内容で「今年、音泉魂はモンパチ推しにしたい！」と強く思ったのです。彼らの音楽が沖縄から本土へ、そして世界へ伝われば素晴らしいと思わされたゆえの、9月7日は「泉大津から世界へ」テキな。気づけばRSRF他もモンパチがトリのイベント幾つかあります。その理由は僕らと同じ考えの主催の方がいらっしゃった、ってことなのかと推測します。

　余談ながら我々の仕事ってその辺結構単純。「とても良いライブに出会う」→「そのバンドをイベントで知らないお客さんに知って貰う」→「ワンマンの動員が増える」→「そこでまた良いライブが見れた」→「また次のイベントにブックする」・・・これの繰り返しを自分の携わってるバンドと一生やるだけだったりします。それがうまく行ったり、行かなかったり。バンドとも一喜一憂。できればこの感覚をお客さんとも近い距離で共有したいのでした。その一環のおっきなのが音泉魂だったりします。

　あと違う側面でモンパチが面白いのは、デビュー後驚異的なセールス（300万枚！）があったのにも関わらず、ここまで来るのに15年かかったこと。音楽業界の通常のサイクルから言うとあり得ない「遅さ」（っても、ある意味怒髪天の「日本武道館」よりは早い）。この尋常じゃない時間のかかり方が凄く良かったと思うのです。「15年でアルバム6枚」って、日本のメジャーでは許されない活動ペース。沖縄に居たからこそ、インディーズだからこそのサイクル。普通は、「東京でやんないと」「インディーズを脱却してメジャーで出さないと」「年1枚アルバム作ってツアーやんないと」etc・・・バンドマンは「不安との戦い」だからついついそんなペースや環境にとらわれがち♪ なのを、それは「本質では無い」ことをモンパチは証明してくれています。人の心動かす「作品」と「ライブ」、そして少しの「拘り」。これさえあれば、他のものは二の次で良いのだ、と教えてくれます。

　秋から前述したアルバムのツアー後半戦（今度はいつものライブハウスツアー）に挑み、来年2月13日ツアーファイナルでなんと！初めて大阪城ホールにも挑みます！ここに向けて僕らも推しまくりたい！（もちろんその後もずっと推しますけどね）彼らとこのアルバムをもっと多くの人に知って貰いたい一心で、今年の大トリ、野球で言うと「4番・エース」級の期待を持って3人をお迎えしたいと思いますので各々ジェット風船ヨロシク～！（とばしたら拾って帰ってね♡）

PS.今年のイベントタイトルロゴはドラムの悟君に書いて頂きました。プロの書道家でもあるので達筆＆カッコイー。この場を借りてお礼させて頂きます。

断じて色ものイベントでは無い

　まいど～、番台です。この夏一番の暑さの中、今日はサマーソニック初日でしたね。うちの子達は「音泉魂うちわ」が完成したので早速サマソニ会場へ・・・ではなく、例年どーり淀川花火大会にまきに行ってくれてました。ご苦労さんっす！電車で手持ちでいってあっちゅー間に無くなったそうです。

　さて音泉魂ですがほぼ「入浴順」（タイムスケジュール）が決まってきまして、今月20日頃の発表目指して調整中でありまする。お盆明けると現場の打合せに追われるので、資料作りとかなんだかんだ。夏の終わりがちょっとおセンチで良いなぁ、と始めたものの「夏を楽しめないので損だ」と始めてから気づきましたが後の祭りであります。2013年の夏も仕事三昧、ありがたいっす！

　HPの「秘宝館」に出演者からの意気込み色紙がアップされてますがご覧頂けましたか？マジメに書いてくれてる方（初出場の方に多いですね、まだ汚れてない）、意気込みお願いしてるのにサインだけの方w、はたまた意味不明の方（一回でも出た方はこの傾向）etc・・・お暇な時に見てニヤニヤして頂けると本望です。

　レキシ池ちゃんにお願いしたら、なんとビックリ下ネタ！「こんなこと書けるのはオトダマだけだからね♪」だって。（どおゆーこっちゃ！）

　最多出場の民生さんは「ラーメン屋やろうかな」・・・むむ深い（のか？）、ラーメンお造りになられるのは存じてますが、真意が全く分かりません。楽屋でなのか？お家でなのか？はたまた客席で商売？「こんな答えで許されるのも音泉だけだからね」と、色モノイベンターの名を欲しいままにさせて頂けて光栄であります。

　「意気込み書くとこ無くなったー！」とは、クリープハイプ尾崎くん。それ書くスペースあるやろ！からの「にくまん」って、色紙の横にある差し入れを見たまま書いてくれました。イヤ～ン、あんた去年はこんなにスレて無かったのにぃぃぃ（ハンカチ噛んで横山たかし・ひろし師匠風）

　毒舌、日高央先生は「来年も出るぞ～！RUSH BALL！」て、コラコラー！来年の意気込みちゃうし、イベントもちゃうし、二回マチガエてます。ハードコアパンクバンドとしては、ゆるゆるのうちより、向こうに出たい気持ちは分かりますよ、来年頑張りますから今年はうちで堪忍してください。

　地元関西のN'夙川BOYSマーヤ画伯は「野球オシなんよ～」って言ったらランニングホームランする絵を描いてくれました。リンダがその似顔絵見て「アタシこんなブチャイクちゃう～！」と怒ってました。リンダカワユす。その夙川マーヤくん、FM802のミッドナイトガレージ（毎週土曜24時～）で音泉魂コーナーやってくれてて、メッセージくれたんです。番組ディレクター「音泉魂のココが他と違うとこ教えてください」という質問に、散々考えたマーヤくん「・・・・・（この間5分くらい）う～ん、当日いきなり車で行っても駐車場用意してくれるところ」・・・う、あのね、そりゃ知り合いやし困ってるなら全力で何とかするし、普通のイベントやったら怒られるとこかもしれんけどね。そんだけ考えてんから「スタッフが一生懸命でステキ」とか「出演者のチョイスがステキ」とか「物販手数料が無い（わ、めっちゃリアル）」とかあるでしょ！さんざん考えてそんなとこかい！同じ質問にシンノスケくん（西宮のファッションリーダー）は「お金の匂いがまったくしない」と。あのね、君に言われたないわ！いちお「営利目的」でやってるのは公言しておきます。儲かってるか否かは教えません。

　などなど、好き勝手に皆さん言うてくれてはります。次生まれ変わって同じ職についたら「○○○ソニック」とか「○○ロックフェス」とか絶対「シュッ」としたカッコイーイベントにしたんねん、と毎年思います。お客様にも誤解して頂きたく無いのですが隙間がココしか無かったから、しょうがなくこんな色モンやってるだけですからね。実は「色モノイベンター」は世を忍ぶ仮の姿、賢明な皆様は物事の裏も読める人間になってくださいね。

　さて、業務に戻って「入浴順」の詰めをしないと。。。レイザーラモンの他に誰か、、、あ、今年ガリちゃん忘れてた！9月7日ヒマかなぁ・・・？

夏フェスシーズン到来中

　こんばんは、番台です。前回「どうしても伝えたい」「どうでもいいこと」を綴りました。今回は少しマジメに時節ネタでいきやす。

　関西も「京都大作戦」を皮切りに夏フェスシーズン到来（うちのイベントはフェスと言えないから毎年除外でお願いしてます）。大作戦の10-FEETのライブ＆TAKUMA君のMCは今年も感動したなぁ～「二つ道があったらリスクのある方を選ぶんや」、、、実に深い。おっちゃんもそうします。リスクある方って怖いけどね、人生はその方が豊かになるし意外と後悔しないものだ。分かってるけど、なかなかできんけど、おっちゃんもそうありたい。毎年このイベントはいろいろ教えられるんですわ。当日サンボの山口君がね「京都大作戦とWWW（MONGOL800主催の沖縄イベント、今年は10月にスゲイメンツで開催）は、呼ばれるとホント嬉しい」って言ってた。これスゴイ分かる。「条件」じゃなくてね、同業（バンドマン）から認められて呼ばれて、行ったらハンパなく歓迎されて、ライブやる意味が明確にある。出演者同志繋がってるから楽屋も楽しい→その空気がライブにも出る→客席もその空気になる→イベント全体が盛り上がって芯が通る。僕等みたいな楽器弾けない人間が主催するよりとても分かり易かったりします。だから我々は「ナニをするか？」が問われるのですけど、、、むむむ。

　大作戦のあとは、DOBERMANが開催した「ムーンストラックジャンボリー」＠服部緑地野音。これもDOBERMANのみんなが主催して、ブッキングから会場装飾から行った、こだわりの逸品！いやイベント！急遽TOMOVSKYさんが出演することになり、朝トモさん迎えに行く係りをこの日の柱・DOBERMAN担当：田口音泉（男湯）から命ぜられる。そう、うちは上下あんまり関係無いのです。どっちかつーと、僕は名前使われて遊ばれてる感がして、はや10年。まぁなんでもやりますけどね～。ほいで会場にトモさんと着いたら「すいません、次カジくん迎えに行って貰えませんかぁ？」と言われ、20分後に新大阪に着くカジ君を迎えに行かされる。（もっとはよ言えよ！）と、思いながら立場弱いので「わ、わかりましたぁ・・・」って駅に車で猛ダッシュ！ギリギリ間に合いましたが、この日の現場はそんな感じで「人生現場処理」、手作り感満載のイベントになりました。前述の理論から言って、楽屋ユルイから客席もユルユルですね。客席とステージの垣根が無くて良かった。あまりに仕切りが無くて、楽屋に入ってきたお客さんにはビビったけど。DOBERMANのみんなは普段サラリーマンやりながらバンドやってる。ながら、こんだけのことが出来るのは大したもんだと思うのですね。地元大阪人として誇りのバンドの一つでもありやす。

　その翌週はFM802さん夏の恒例イベント「MEET THE WORLD BEAT」万博公演にもお邪魔しました。レキシが出させて貰えたので「お手伝い」という名の「居るだけ」の存在。池ちゃん豪華出演人の中でなんと今回のアクトはメインステージだったのだ！本人は前日までサブステージだと思ってましたけど。んで頂けた持ち時間20分。当初は1曲勝負、「FUNK」は曲が長いのに加え、「池ちゃんの喋り」がとても長いのでこれが妥当になるのです。楽屋に入って運営の人から「曲順変更無いですか？」、変更しようが無いのだ。しかし、いざ本番は奇跡の1、5曲！「狩から稲作へ」1万5千人の「いなほぉ～オ」からの「きらきら武士」（ショートVer）大盛り上がりで終了。多分、音泉魂は3曲はやってくれるよ！お楽しみに！！そいえばこの日、怒髪天も凄かったなぁ。。。「オトナノススメ」でチアガールがワンサカ出てきて、踊りを事前にHPにアップしてお客さんも踊れるようにしたり、なんか802のI前君がアホな企画いっぱいやってた。むむむ・・・アホなことでは我々も負けてられん！！「怒髪天企画」うちも頑張るで～ちょっと燃えてきた。（怒髪天は出ません、けど）。

　てな訳で「命の洗濯」フジロックは今年も行けませんでした。。。このあとは余裕あれば今週「ワールドハピネス」とか「RSR」とか遠征したいなぁ、と思てます。そうこうしてるうちに大阪も「サマソニ」あって、そうこうしたら「RUSH BALL」じゃないかぁ！夏はあっという間やね。そして、夏フェスシーズンが終わって、秋の学園祭シーズンの皮切りを我々が務めさせて頂きやす。