入浴順発表~トリはモンパチ!
どうも~、先だって「老眼」になりCDの歌詞カードがよく見えなくなった番台です。やっと「オッサン」の仲間入りが出来た気がしてまんざらでもないです。
さておき「入浴順」発表しました。野球的に言うならば「スターティングラインアップ」でも良かったのか?ここに来て「野球」と「温泉」でブレまくりの主催者は私です。まぁこの際どっちかにかかってれば「セーフ」としてください。
順番いかがでしょうかね?毎年、楽しみながら悩んでますがでも楽しい。基本はいっつもそうですが「自分がお客さんだったらこんな順番で見たい」ってのをスタッフ間であーだこーだ言って決めさせて頂いてます。出演者の方々の前後スケジュールの都合も加味して、こんな順番にさせて頂きました。
「なんで最年長のコレクターズが一番暑い時間帯やねん!」(コレクターズファンの方の声)
「なんでレイザーラモン10分しか無いねん!」(ディープ音泉魂ファンの方の声)
「なんでRUSH BALL出られへんねん!」(日高央の声)
「なんで俺の名前が無いねん!」(ガリガリガリクソン)
など賛否両論聞こえて参りますが、、、「太った芸人」以外の皆様のお声は来年以降に活かしたいと思いますので、何とぞご了承頂ければ幸いであります。
まず注目頂きたいのは、なんと言っても大トリの“沖縄代表”MONGOL800です。
彼らは結成15年、今年6枚目のアルバム『GOOD MORNING OKINAWA』を発表しました。このアルバム「沖縄民謡」から「パンク」、「ポーク玉子」から「基地問題」、「青い海と空」から「核」、「LOVE SONG」から「SAD SONG」、沖縄の明るさと抱える痛みに真正面から向き合った素晴らしい普遍性を持った内容、本土の僕らにも圧倒的に刺さる作品になってます。って書くと少々重いけど、アルバムトータルはとてもハッピー!ですので念のため。この例えつらくても最終的に「笑いとばす」感じ。「ナンクルナイサー!」と「ええやん!何とかなるで~」の沖縄と関西人の楽観的な強さって似てると思たりもして、関西人としてその辺りもシンパシーアップ。
彼らはこのアルバムリリース後、春から夏に初めてホールツアー(椅子席ってことね)に挑んだのですが、そんなメッセージと音楽性が十二分に伝わる内容で「今年、音泉魂はモンパチ推しにしたい!」と強く思ったのです。彼らの音楽が沖縄から本土へ、そして世界へ伝われば素晴らしいと思わされたゆえの、9月7日は「泉大津から世界へ」テキな。気づけばRSRF他もモンパチがトリのイベント幾つかあります。その理由は僕らと同じ考えの主催の方がいらっしゃった、ってことなのかと推測します。
余談ながら我々の仕事ってその辺結構単純。「とても良いライブに出会う」→「そのバンドをイベントで知らないお客さんに知って貰う」→「ワンマンの動員が増える」→「そこでまた良いライブが見れた」→「また次のイベントにブックする」・・・これの繰り返しを自分の携わってるバンドと一生やるだけだったりします。それがうまく行ったり、行かなかったり。バンドとも一喜一憂。できればこの感覚をお客さんとも近い距離で共有したいのでした。その一環のおっきなのが音泉魂だったりします。
あと違う側面でモンパチが面白いのは、デビュー後驚異的なセールス(300万枚!)があったのにも関わらず、ここまで来るのに15年かかったこと。音楽業界の通常のサイクルから言うとあり得ない「遅さ」(っても、ある意味怒髪天の「日本武道館」よりは早い)。この尋常じゃない時間のかかり方が凄く良かったと思うのです。「15年でアルバム6枚」って、日本のメジャーでは許されない活動ペース。沖縄に居たからこそ、インディーズだからこそのサイクル。普通は、「東京でやんないと」「インディーズを脱却してメジャーで出さないと」「年1枚アルバム作ってツアーやんないと」etc・・・バンドマンは「不安との戦い」だからついついそんなペースや環境にとらわれがち♪ なのを、それは「本質では無い」ことをモンパチは証明してくれています。人の心動かす「作品」と「ライブ」、そして少しの「拘り」。これさえあれば、他のものは二の次で良いのだ、と教えてくれます。
秋から前述したアルバムのツアー後半戦(今度はいつものライブハウスツアー)に挑み、来年2月13日ツアーファイナルでなんと!初めて大阪城ホールにも挑みます!ここに向けて僕らも推しまくりたい!(もちろんその後もずっと推しますけどね)彼らとこのアルバムをもっと多くの人に知って貰いたい一心で、今年の大トリ、野球で言うと「4番・エース」級の期待を持って3人をお迎えしたいと思いますので各々ジェット風船ヨロシク~!(とばしたら拾って帰ってね♡)
PS.今年のイベントタイトルロゴはドラムの悟君に書いて頂きました。プロの書道家でもあるので達筆&カッコイー。この場を借りてお礼させて頂きます。
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