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2015年8月

2015年8月31日 (月)

「RUSH BALL」と「こんにちは!」

 一週間ぶりの更新です。
この間、ブログ書けないくらいなんとも濃ゆい一週間でした・汗
前半は「サンフジンズ」の磔磔で民生さん岸田さん伊藤大地君くんの極めて濃厚なグルーブ(そこに特化した究極の3ピース)に酔い、
「ロックロックこんにちは!」ZeppNamba 2DAYSで日本イチ濃厚なイベントに立ち会い、
本日「RUSH BALL」2日目を見届けるという・・・もうお腹いっぱい。
 お客さんだったら「1月(つき)くらいライブええわ~」って感じ。
 仕事的にも「OTODAMAもうちょっと先に開催して欲しい」と他人事のように思ってます、音泉番台です。
 
 ロックロックはスピッツさんが2日間ホストバンドとして、友人のプラムチャウダー梅ちゃんが開催するイベント。なんと、はや19回目!フジロックより長いってスゴくないっすか?いやはや、スゴイチャウダー。
 有難いことに自分は2回目から見たり、手伝ったり、手伝わなかったり、ケータリングつまみ喰いしたり、色々携わらせて頂いてます。
 今回は初日にサンフジンズ、赤い公園、2日目にフラカン、東京カランコロンという近しいバンドがお世話になりまして、実に有意義で濃ゆい2日間でした。
内容も打上げも実に濃かった。
 サンフジンズは磔磔そのままに、キャパ10倍になってもすんごいグルーブ(汗)
 赤い公園は相反する2面性がよりレベルアップして、
 カランコロンは代表曲と「放浪カモメ」のナイスカバーと最後にミディアムの沁みる潔い選曲で、
 もう「オジサンバンド枠」フラカンはダメな部分(もうそこも含めてステキです、この人達)も見せながら最後は客席を持っていくライブで、
それぞれとても良い出演の仕方をしてたと思います。
 もちろんスピッツさんが極めてPOPでありつつも、実はお化けみたいに凄い演奏をして〆るのは毎回のこと。
 こんな懐の深いイベントも他には無いので毎年とても勉強なります。
 余談ですけど(言っていいのか・・・?)フラカン武道館のチケットが「ベース&リーダー・グレートマエカワの必殺手売り!」により(?)なんと40枚も売れたのです!大阪のイベントで東京のライブチケットがこんなに売れるのって聞いたことない!
 この調子でいけばあと100回くらいイベント手売りしたら武道館売り切れるね♪
 OTODAMAにもグレートさん来てくれるので、いっぱい売れますように(祈願)。
 
 そして今日のRUSH BALL。
 これも毎回素直に思うのが「とてもカッコ良いイベント」だということ。若いリスナーの方に指示されるのはとても分かる。
  後発の僕らには出来ないし、同じ時期、会場で一緒にやらせて貰ってるのもあり、同じような「切り口」では出来ない。(何度も言いますが、だから"わざとダサく"やってるんですヨ~)
 しかし弱小の身分で比べるのも失礼な話しですが「着地」は一緒だとは思ってます。
 お客さんへの楽しませ方が違うだけ。
「音楽で元気になって欲しい」「笑顔で帰って頂きたい」「知らないバンド、音楽を知って欲しい」etc・・・って意味ではホント同じ。過程が違うだけの話し。
 だから同じとこ見て10年以上一緒にやれてるのだとも思います。
 オジサン今日1日見せて貰って若いバンドの皆さんに力貰いました。
中でもthe telephonesは大阪のライブ一旦最後になるのかな・・・石毛君が発した、たくさんの感謝の言葉の中に恐れ多くも我々の名前も入れて頂けて、、、言っても数回イベントお誘いして、演出のお手伝いをうちの「桶洗い」(音泉ネーム)がさせて貰っただけなのに・・・。こんな良いバンドの力に自分達がなれるなら喜んでなる!近い未来にまた大阪でライブが見れますように(祈願)。
 彼らの演奏中とてつもなくでっかいミラーボールが客席に登場した時は「バンドとプロモーター(グリーンズさん)の良い関係」が垣間見えた気がしました。あれとても良かったなぁ。
なんかいろんなものが交錯して個人的には一番泣けたライブ。
 あと去年豪雨の中ライブやって頂いたTHE BAWDEISの皆さんにも再会&重ねてお詫び(こんなことは根に持つタイプ)。今年はグッドコンディションにも恵まれ演奏も抜群!さすがラッシュボールだ!どっかのお笑いイベントとは違うね。
お笑いですけど、あの申し訳無い惨劇のご恩はどこかでお返ししたく、また宜しくお願いしたい所存であります。
 とにかくロックロックもラッシュボールも2日間無事終えれて良かった。
 あと一週間でいよいよ我々の番。
 どうか期待して下さい!
んんん
・・・・なんてことはまだ言えない。
今言えることは「もうちょっと待ってくれへんかなぁ」・・・てのが嘘偽らざる気持ちです。
(しかし毎年お客さんを不安にさせてるなぁ・・・)
せめて前日には期待して貰えるよう頑張ります!!
以上、必死のパッチのブログでした♨

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2015年8月23日 (日)

METAFIVE

  昨日FM802でフィッシュマンズ特集聞いて頂いた方有難うございました!

 音泉番台です。
 ああやって特集したりすると、僕らも凄くアがってきます!何が何でも良いイベントにせねば!と闘魂注入されました。
 
 今日はセクマシがKissFMで特集してくれて、802のキュウソ・セイヤ君の番組にはスクービーの小山君がゲストでそれぞれOTODAMAを盛り上げてくれたみたいです。
 そして、京都磔磔ではa flood of circleの佐々木君が今年やっと出れる「大浴場」への想いを語ってくれてたみたいで・・・(フラッドは初のおっきいステージなのです)
 みんな有難う!!(泣)
 「みたいです・・・」ってのは、僕はどこにも行かず、聞かずだったんです。何故かって言うと今日は東京で「METAFIVE」のイベント出演があって、そっちに行ってた次第。
 普段僕らは
「ライブ見たことはブッキング出来ないし、チケットも売らない」
ってことをモットーにしていて(まぁ当り前のことではある)、実はMETAFIVEはライブ見たこと無かったのです(汗)自らタブーを破ってしまう・・・くらい魅力的なバンドだってことですけど。
 で、順番逆ながら本日東京に行って参りました!
 見た感想は・・・
もう、とてつもなくカッコ良い(汗)
カッコ良すぎて、こんな人達呼んでしまった自分にひいてます(ワキ汗×∞)
 ある程度分かってましたけどね。
「エレクトロ日本代表」の凄腕レジェンドが集まればそりゃ「世界ランク」になりますよね~。
 例えるならばフジロック行くと「世界的な一線級のライブ」に出くわして「ほぇ~~!」ってなることありますが、正にその感覚。(因みに今年のフジは「西宮の一線級」にも出くわすことが出来たらしいw)
 良く分かりませんか?
 う~ん、もう少し噛み砕くと
「畳で育った民族には出せない有り得ない演奏」を目の当たりにして開いた口がふさがらない状態、とでも言いましょうか。 
 この世界ランクを泉大津で見れるんやと思うと、、、三流イベンターがなんてことしてしまったんやと・・・自戒の念でいっぱいです。
 終わってから高橋幸宏大先生はじめ、メンバーの皆さんに「姿勢出し」(ご挨拶のことね)させて頂いたら「今日は久々の一発目だから大阪はもっと良くなると思うよ」との、これまたビビるお言葉。(今日で充分スーパーですやん!)と心の叫びは飲みこんで「宜しくお願いします」と平身低頭、アタマ下げまくった訳です。
 う~ん、どうしよう・・・
今からイベントタイトル横文字のシュッとしたのに変えようか。
まだギリ間にあうなぁ。
 FM802・ミュージックフリークスで話題になったらしい
「ビジョンの代わりに42型プラズマTV入れるか否か」
の問題と併せて会議の議題にしよう。
 盟友プラムチャウダー梅ちゃん(ロックロックこんにちは!のヒトね)が発案した
「ティッシュ・ボール!」
というキラーイベントタイトルをとうとう使う日が来てしまうのか!?
(あ、キラーネーミング公開しちゃった)
 あと2週間!
 はたして、まさかのタイトル変更はあるのか!?
 乞うご期待下さい!!
 
(“ある訳ねーだろ!”音泉社員一同の声)
 

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2015年8月22日 (土)

お盆前後の過ごし方

  RUSH BALL2日目が完売したそうです!おめでとうございま~す。初日もあと僅かみたい。

う~ん・・・・羨ましいなぁ(心底思ってはいない)。まいど~、番台です。
 果たして我がイベントのチケットはどうなのか?
 「今年は本気出してるやん」って言われがち♪(いつでも本気や!ちゅーねん!!)そんな、我々のイベントのチケットは、やはり今年も「がらがら快適」なのか??
 
 いや、これがお客さん!なんと、、、2日目は、、、1万越えてます!
どうだ四星球!参ったか!!
もう「音泉魂数千人♪」とは歌わせへんで!
 キュウソにも「毎年がらがら快適」とは言わせん!!
 「適度に空いてて快適じゃー」と言い直して貰うことにしよう♪
 ということで目標達成、宣伝打ち切りです。あとは勝手にマスコミの皆さんがやってくれる筈。
 毎年のパターンは、
「MEET THE WORLD BEAT終わる」
→「サマソニ終わる」
→「RUSH売り切れる」
→「音泉魂しかないからしゃーなしに各放送局告知」
という、もう定番です。ここから2週間802中心にすんごく応援してくれます(感謝)
 実際今から当日迄、毎年チケットがそこそこ伸びます。
 *このタイミングでバスとかトイレとかそろそろ数を確定しないといけない為、出来るだけ早くチケット買って頂けると対応し易くて主催者に喜ばれます。
 「早く買う」と言えば、先行で申し込んで頂いた有難いお客様達にリストバンドチケットを送らせて頂いたところ、同封した注意事項の一文「小学生以下入場無料」が、なんと「小学生“以上”入場無料」と書いてしまってたらしい・・・
コラコラ~!大至急会社潰れるやないか~!!
園児と赤ちゃんからしかチケット代貰われへんて・・・確かにそれはそれで想像したらオモロいけども。いや、オモロかったら大概やりますけね。流石にこれはムリやわ~。
 大変申し訳ありませんでした。もうちょっと、この仕事やらせて欲しいので何とぞご勘弁下さい。<清水音泉社員一同>
 さてさて、またしてもブログ久々になるんですけどお盆休みもほぼ無く、僕らは仕事してました。
 先週はフラカン安定、圧巻の磔磔2DAYS(この日フラカンのかき氷を音泉魂で販売することが正式決定!!・・・え?どうでもいい??)から始まり、
 星野源君の武道館公演行かせて頂いたり。(弾き語りで13000人×2日)これも凄く良かったなぁ。星野君歌詞も曲も良いのは言わずもがな、ボーカルが年々良くなってる気がする。上手い下手じゃなくて「伝わる」か「伝わらないか」の話しで、弾き語り圧倒的に伝わりました。武道館もホント似合う。星野君の細かい描写が届く良い会場ですわ~。
 そしてお盆空けの今週頭に見たフレデリックも無敵なライブ出来るようになって頼もしかったし、その後はスカパラ兄さん達の心斎橋JANUS・3DAYSの内2日お邪魔したり。
 JANUSでスカパラ見れるなんて・・・ちょっとスペシャル過ぎると思いません?
初日「女子限定」2日目「男子限定」企画で、個人的にはもちろん、ナニがナンでも「イイ臭いする」初日に行きたかったのですけどね、どーーーしても無理で泣く泣く2日目の男子限定にオッサンとして普通に参加。いや~、ライブ前こんなテンション下がった客席初めて(笑)しかし、これが、いざ始まるとメチャクチャ盛り上がって良かったんですよ~。男子高の同窓会みたいな、なんか感じたこと無いグルーブが起きてた。最後オトコだけの大合唱やったし。書くと気持ち悪いけど、中に居ると凄い楽しくてそこに居れたことに「オトコに生まれて良かった!」と本気で思いました。過去フジロックでスカパラ、陽水さん等、日本代表の皆さんの演奏を見て「あぁ、日本人で良かった!」と思ったことはあったけど、ライブ見て「オトコで良かった!」と思ったのは生まれて初めて。この日から自分ランキング「抱かれたい男NO1」は谷中さんになりました♥
 それで昨日JANUS3日目は、802さんの「ROCK KIDS802」イベントで学割\2000というキッズ中心のお客さん。クリープハイプ尾崎君やフジファブリックの山内君、グドモたなしん君らが出演。そこにスカパラ兄さん1日居残ってシークレットでライブ!尾崎君と「爆音ラブソング」「社会の窓」をやってくれたのが、もう有り得ないくらい良かった!特にクリープの代表曲「社会の窓」のスカパラアレンジはホント凄かったなぁ。楽しいことしかしないバンドって最高。
 毎回「前回のライブを超えて最高記録更新し続けるバンド」って、理想だけどなかなか居ないのも事実。それはやっぱとてもハ-ドルが高いことなれど、スカパラはデビューの頃から見せて貰ってますが、思うにいつでもその日が一番最高だと思います。「今日より、いついつのライブの方が良かったなぁ・・・」って思ったこと一度も無いなぁ。スカ日本代表恐るべし。
 尾崎君もそんな最高の先輩達と今回コラボしたことがクリープハイプに返ってくると思うし、そっちも楽しみ。こんなミュージシャン同志の関係ってままあるけど、実にステキだと思います。
 スカパラのドラム欣ちゃんはフィッシュマンズのドラム欣ちゃんでもある。2日お邪魔して、空き時間に久々にゆっくり話せて良かった。内容はほぼ他愛無い世間話、の節々に9月5日を本当に楽しみにしてくれていた。僕も楽しみで仕方が無いです。
 そして明日、8月22日(土)24時~27時迄FM802「MIDNIGHT GARAGE」で3時間フィッシュマンズ特集やってくれます。その取材もさせて貰ったけど、キラキラした良い話しばっかり聞けました。FM802に残されたライブ音源もたくさん流す予定。今日は、ずっと仕事しながらその音源聴いてましたが、凄く良い音源が残ってます。深夜、フィッシュマンズ聴くには最高の時間帯。是非聴いてくださいね!

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2015年8月 9日 (日)

イベントの功罪

 昨日FM802さんのイベント「MEET THE WORLD BEAT」万博記念公園に行ってました。

 僕ら的には、木村カエラちゃん、東京カランコロン、キュウソネコカミがお世話になったのだけど、出番14時頃だったカエラちゃんは猛暑の中、見てるみんなを笑顔にさせる会心のライブ!
 東京カランコロンは16時頃の出番、ちょっと涼しくなってきたと思ったら演奏中に風が強くなって最後には雨と雷が・・・何とか3曲演奏させて頂けたものの、その後天候は悪化しイベントは中断。約1時間中断の後、大変残念なことに中止となってしまいました。
 キュウソ他、この日の為に選曲やリハを重ねてきたにも関わらず演奏出来なかったアーティストと、同じく心待ちにしていたお客さんのことを思うと現場に居て本当に辛かったです。

 野外ライブは、このメリットデメリットの幅が本当に大きい。
前も書きましたが去年のOTODAMA初日も朝から雲ひとつ無い晴れ。降水確率夕方1mmの予報で「これは1日大丈夫か」と思いきや、夕方前から天気が急変。雷は無かったものの、5mm前後の雨と風で中止ギリギリの体験をしました。

 天候さえ良ければ、ビール片手におっきな音で音楽を楽しみ、夕焼けや月という自然の演出にグッと来て、花火に夏の終わりを感じる・・・といった、野外の醍醐味が味わえますし、僕らもそこを提供したくてリスクの多い野外イベントを組みます。

 しかし、それも天候あってのことで昨年や昨日のようなシチュエーションになるとホントに辛い。
 僕らもリスクに対しては覚悟を持ってイベントに挑みますが、お客様お一人お一人も天候(暑さ、雨、寒さ)の備えは是非お考え頂けると幸いです。

 昨年の悪天候の時は、まだ幾つか演奏を控えたバンドもあったのですが「無理してご覧頂かなくても結構です。ご自分の身体を一番にした行動をお願いします。限界が来る前にお帰り頂いても大丈夫です」とアナウンスさせて頂きました。
 結果トリのSCOOBIE DOまで完遂出来ましたが、その時はお客さんも半減してしまい・・・バンドにも申し訳ないことをしてしまって「野外イベントなんてやらない方が良いのか?」と自問自答しました。
 ただ、その時のスクービーのライブが本当に圧巻で・・・過去かえり見ても悪天候な時ほどタフなバンドは凄まじいライブをやります。そこで貰った勇気を盾にまた今年もやらせて頂こうと思いました。

 イベント続けるのに「帰ってください」って・・・なんとつじつまが合わないこと言ってるのだとも思いますが、正にケースバイケースでこんな苦渋の言葉を発しないといけない場合もあります。

 大前提は、お客様の安全を考えて早めに判断しようとは思っていますので、お客様も野外はどんな天候になるか分からないというリスクを秘めて、参加頂けると幸いです。

 随分硬い話しになってしまいましたが、大事なことなので書かせて貰いました。

 昨日の万博に、山崎まさよしさんも出られていて久しぶりに見せて頂いた演奏はそれはそれは素晴らしかったんですけど、先だって亡くなられた石田長生さんのカバー「Happiness」をやられたんです。
 僕は高校出てバナナホール(今のAKASO)でバイトしてた時に、良くライブで演奏されていた曲。。。若い人はご存知ないでしょうが、関西ブルース/ソウルの草分け的存在の石田さんの代表曲を、大阪ゆかりのFM局のイベントで演奏されたのは本当に粋(イキ)で、曲の通り底抜けに明るいナイスカバーでした。
 僕は山崎さん、直接面識は無いので言えなかったんだけど・・・今思うとこの感動をお伝えしとけば良かったなぁ、と後悔。最近、残りの人生短いのだから人見しり返上、思ったことは言おう!と決めたのに・・・あきませんでした。
 中止で演奏出来なかったBEGINの皆さんも石田さんのことを思っていたらしく・・・(楽屋に黒い蝶が舞ってきて『あっ、石やんや!石やんが現れた!!』と思ったら、その後雷が降ってきて『あれは、石やんや無かったわ』という心温まるお話し)
 
 これは野外に限ったことでは無いけれど、イベントやると色んな人の色んな気持ちが交錯して、合わさってジュッと沁み出たり、どうしようもなく心動かされることが多々あります。
 これもイベント辞めれない理由の一つではありますね。
しんどいこと9割なのに、このたった1割の為にまた僕らはやってしまうのでした。

 9月5,6日にこんなグッとくる出来事が少しでも生まれますように。
安全第一で引き続き頑張ります!(番台)
 
 
 
 
 

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2015年8月 7日 (金)

入浴順発表♨妄想「俺達の時代編」

 毎日暑いです。最近ブログ連投、番台です。見て頂けて感謝です。

 昨日はグリーンズさんと共に地元の警察さん消防さんらと会議でした。今んとこ順調です。…うそ!あと1カ月切って焦ってます。毎年ですけどね。お盆もなんも無い感じ。

 今年初めて来て頂くお客さんも多そうなのでお伝えしておくと、このイベントは「大浴場ステージ」と「露天風呂ステージ」のライブを交互に行います。ステージ間は5分もあれば行き来でき、その間インターバルも少しとるのでその気になれば全出演者見ることも可能ですが、炎天下ではお薦め出来ませんので、ほどほどに。

 ライブが「かぶらない」というよりは「バンドの皆さんもお客さんもせっかく遠いところお越し頂いたのにかぶしたくない」というニュアンスが正しいです。ただ宴会場テントとか6日のSET YOUテントはかぶりますけど、ここは本編では無いので悪しからず。宴会場はたった今ブッキングしてます・汗。(全然順調やないやないかぁ)お盆明けにはまとめあげます!

 ということで初日に続いて2日目の妄想。
因みに僕は「闘魂編」を担当。「俺達の時代編」は、うちの若手(?)男湯と桶洗いが担当しますので、ここに書くことはあくまで「オジサン目線」ですのでおかしなとこあったらすいません。最近若いバンドの子達見てると愛おしくてしょうがないのです。「オジサンはもう長くない。君たちは明るい未来に向けて頑張るんだよ!」テキな。歳をとるとこんな感じになるのね。

 ということで、この日の湯わかしアクトは地元関西・神戸から「セックスマシーン」!SET YOU FREEのテントから数年がかりで本ステージ登場です!四星球がモンバスの大トリをとるのに確か7年かかった筈。彼らは音泉魂のトリまで何年かかるんだろうか??10年くらいでやって貰わないと、僕も定年で居ないかもしんないのでそこんとこ宜しくね。
 しかしやはり、同じ神戸でも昨日のシンリズム君とセクマシのアプローチの差はちょっと我ながら頭がおかしい。同じイベントとは到底思えない…敢えて(言い訳)言わせて頂くならば、音泉魂=「音楽性の高さ」も「オモロー」も「人間力」も、全部拾いたい、のです。ザッツ「貧乏性」とも言いますね。
 この振れ幅は「あれもこれもやらなもったいない!」という貧乏性の現れです。実際も貧乏ですけど。そこは某「大迷惑」の歌詞を引用すると「お金なんかはちょっとでいいのだ!」その分やりたいことやりたいイベントです。だから朝イチでセクマシ。この日だけ「朝からセッ○ス」てバンド名を持ちかけようとしたけど関係所轄に怒られそうで却下。

 そしてこの日も入浴宣言は坂本くん…もう2日ともなると飽きるから断ろかなぁ。失笑もおきへんのちゃうかなぁ…どうですか?お客さん??
 マジメな話しをするとガリちゃんも根っこは音楽好きなので繋がってます。普通にチケット買って来たりするから「素人か!」と突っ込んだことあるくらい。褒めると死んでしまう芸風なんでここだけの話しね。


 「俺達の時代」1番風呂は「a flood of circle」!
「おはようございます!ア・フラッド・オブ・サークルです!!」
と鉄板のくだりを是非言って欲しい。彼らも数年がかりで、大きいステージに登場です。
 「オモロー」は無いけど「ロックに対する真摯な姿勢」と「人間力」を押したい!R&Rに不可欠なブルースと、踊らせるべくパンクをも融合させて
いつも感心してます。ボーカル佐々木君が去年露天風呂から大浴場を指して「絶対あの大きいステージに立ってやる!」と言った男気に応えたつもり。
朝から凄いライブやってくれるとオジサン信じてます。

 続いて露天風呂は噂の「朝の本気ダンス」。
よく分かんないけどなにやら京都のバンドらしい。どうも最近人気が上がってるらしい。曲もメッチャ踊れて、かつセンスが良いらしい!ドラムがMCでスベリがちらしい!う~ん、どこを切っても楽しみだ!!前週RUSH BALLに似たようなバンドが出るらしいけど果たしてどっちが盛り上がるのか??お客さんの数的には既に軍配上がっているので(うるさい)「量」より「質」でお願いします。

 そして大浴場2番風呂に初登場して頂けるのは「KEYTALK」さん(普段お付き合い無いので『さん付け』)。
初入浴&音泉も初絡みです。スタッフの方が親しくて前からお願いされてたんですが、我々人見知りなのと今まではタイミング合わずで。しかし新たな風を吹かせる今年のコンセプトにはぴったり。若さ溢れるライブ期待してます。(この表現はかなりオッサンですな…)

 そして露天に移るとこちらも初入浴の「ヒトリエ」。
昨年のヤングライオン編には出て頂きつつ、最近メキメキとバンドはベースアップ。先月のミニアルバムもメチャ良いです。4つ打ちからのパンクは正に今の時代の象徴。個人的にはギターシノダ君の狂ったギターがツボ。個々に以前の活動もあるので演奏はすんごいしっかりしてます◎

 お次も初入浴!「グッドモーニングアメリカ」…さん。
彼らはライブも多いし、たなしん君は目立つし、しょっちゅうお見かけするバンドだし、マスコロにも出演して頂いたし、パンツバンドが多い音泉的にもにもシンパシー感じるし、何かと注目してました。来てくれて有難う!正にオモローも音楽性も人間力も併せ持ったバンドかと思います。仲良くしてね♨

 次のステージは「パンツスパイラル」なのか、「モーモールルギャバン」!
大浴場でも出演して貰ったことありますが、今年はこっち…小さい方ですいません。先だっての活動休止は本当に残念でしたが、喜びの短期復活!しかし、朝からここの枠まではずっと踊り散らかせますな。僕はオジサンなんで無理ですけど、見守っておきます。

 そして休憩タイム…いや違う、「フラワーカンパニーズ日本武道館応援企画」by 四星球。
(ここもパンツスパイラル)。
 過去にBEAT CRUSADERSの自主企画、怒髪天の武道館等、バンドがここぞ!というライブを敢行する時に応援するのがこの「OTODAMA 熱湯CM」。
 今年の12月19日、結成26年にして晴れて武道館に挑む我らがフラカンをみんなで応援するコーナーです。(26年かかってないKEYTALKとグドモはエライ!こんなかかったらアカンよフツー笑)
 気になるボーカリストは、、、必死のパッチでブッキング中!(フツー決もう決まってると思うでしょ?結構マジでまだなんです・泣)
 なんせフラカン知らない若い人達にも楽しんで頂き、日本イチLIVEにかける情熱を持った中年バンドを覚えて帰ってもらい~の、あわよくば武道館に足を運んで頂きたい~!という主催者の気持ちが入ってしまった企画です。
  あくまで「勝手に」がテーマなので、呼ばなくてもフラカンのメンバーが来ちゃったら、かき氷でも売って貰おうかと思ってます。その際は武道館のチケットとは言いませんから、かき氷買ってあげてね。

 この辺りからイベント後半戦、地元大阪のバンド、「フレデリック」。
 彼ら最近東京行ってしまってちょっと寂しくもありますが、、、元々出会いは初日に出るPolaris、フィッシュマンズのベース譲くんがインディ時代彼らをプロデュースしたですよ。それでなんとなく僕も知って…ご一緒させて頂くことに。
 ギターの隆児くん(イケ面)と初めて会った時、満面の笑みで「僕らこの世で一番出たいイベントがOTODAMAなんですよ~(ニコッ)」と言ってくれて・・・「そんなイベント出たら売れなくなるから辞めなさい!フラカ○とかスク○ビードゥーみたくなったらアカンやろ!出るならラッシュなんとかにしなさい!」と説教したのが昨日のようです。いやでも、そう言われた時は嬉しかったなぁ…。
 僕らのまわりはどんなバンドも頑張ってるけど、彼らは更にヤバイくらい頑張ってて最近曲もライブも人気も全部右肩上がり!応援したい気持ち200%。なので来年はRUSH BALLのメインステージを狙います!(RUSHイジり過ぎ、グリーンズさんすんません)

 お次は「OKAMOTO'S!」
何年連続なんだろか…。もともとうちのイベントはマンネリ打破のため「3年連続の出演は無い」ってことをイベントの決めにしてたんですけど、台風でとんだ翌年2日開催になり、去年10周年で2日開催し、今年もひょんなことから2日開催。正直僕らレベルだと2日になると「3年連続ダメ」とか言ってると出る人が揃いません・泣。だから、知らない間に3年連続出る人が出てきてしまいました。
 まぁそんなこっちの都合は置いといて、OKAMOTO'Sも僕ら的にはとても信頼出来るバンド。過去のたくさんのR&Rへのオマージュを持ちつつ、一線で新しい音とグルーブを出そうとしてる様にいつも感心と感動を覚えます。てことで自信を持って大浴場。腰から入ってくるグルーブでカッコ良く踊ってくれるとオジサンは嬉しいっす!

 そして露天風呂は紅一点、「水曜日のカンパネラ」。
今年はじめて彼女(コムアイちゃん)のライブを見てから「きびだんご♪」と「血ぃ吸うたろかぁ♪」の韻が耳から離れない。もの凄い中毒性にやられてしまいました。ちょっと違うかもしんないけど、レキシと中毒性が似てる気がするのは僕だけかなぁ??
 「ディアブロ」って音泉にかけて?お風呂の歌も作ってくれた模様。印税よろしくね♥(印税と言えば、四星球もキュウソのもまだ入ってこないなぁ…)
 そのお返しの「湯の花アクト」とネーミングライツしましたが、普通にライブして貰います~ので過度な期待は無しね。中毒性にやられまくってください。

 そして今日の中では大御所!次は数々のフェスでライブ後「ペンペン草も生えない」超絶パフォーマンスをやりあげてきた「サンボマスター」が登場!
 初日のスカパラもそうですが、オジサンはかなりサンボも好きで人様のイベントに行った際も必ずサンボのライブは見てます(普通ににファン)。そしてがっかりしたこと一度も無くて、毎回山さんのMCで爆笑して、泣けて、演奏のグルーブも最高!!
 「俺達の時代編」って若手と言うにはギリギリですがw、個人的にはその高い音楽性、ロックが持つカウンターカルチュアーとしての説得性、これからの日本のロックはサンボマスターにかけたい!!!

 サンボの次は、「ドレスコーズ」。
去年ドレスコーズも初日に出て貰って、おそらく一番の暴風雨の中伝説的なライブをやってくれたのです。
 その悪天候が申し訳無くリベンジの意味でもお願いしました。1人でドレスコーズになった志磨君のバックを務めるのは今回なんとOKAMOTO'S!こ、これは楽しみ過ぎる!

 そして大浴場トリ前は「クリープハイプ」。
 もうこの辺りの並びはオジサンにとって全幅の信頼ゾーン。尾崎君のコンプレックスをプラスに変える人間的な面白さ(歌詞が一環してステキ)に、バンドの成長も手伝って見渡せばどこにも属さない個性を持った孤高のバンドになっていると思います。尾崎君は気遣いの人でもあるので「OTODAMAでいつかトリやれるよう頑張ります」と言ってくれてますが、今回は一歩手前でこの枠をお願いしました。近い未来にトリやって貰えるようこっちも頑張ります。

 露天風呂のトリは「四星球」!
 春に「風雲!大阪城音泉」でキュウソと最高の2マンやってくれて、その感動をそのままトリはこの2組にお願いすることになりました、四国と関西では人気者の彼ら、そろそろ全国区になって欲しいと切に願っております。このイベントが何たるものか?ってことをある意味僕ら以上に考えてくれてるバンドでもあります。台風で中止になったその日にファンダンゴでライブやってくれたのは一生忘れません!(日常は忘れてます)いつか四星球もトリやって貰いたいバンドのひとつ。

 そしていよいよラストの「キュウソネコカミ」!
 今や「フジロックアーティスト」「Mステアーティスト」と、この短期間でここまで来るとは…オジサンは思ってませんでした、ごめんなさい!いろいろイジってますが全部うちのアホ(男湯)の仕業なので、、、僕はいつも「OTODAMAのチケットSOLDさせましょうよ!」と言ってくれるセイヤ君達に申し訳ない気持ちでいっぱいなのです。そんなのバンドに頼らず、主催者側がチケット捌かないといけない。それもあって俺達の時代編はキュウソに頼らずに強いイベントにしたかったのです。しかしながら未だチケット完売せず(泣)あとひと月頑張るで~。
 東京に住んでるバンドよりは間近なのもあり一緒になることも多いんだけど、見てるとヒトの何倍も他のバンドのライブ見てるし、ヒトの何十倍も考えて努力してるように僕からは見えます。どのバンドもみんな頑張ってるし、売れて欲しいと思います。中でも、彼らは頑張り方をちゃんと考えてるように見える。その努力が報われてきた感じ。春先は「いきなりトリはどうかなぁ」と思ったけれど、彼らなら大丈夫だと今は確信してます。是非、清水音泉ぶっとばして欲しい!!
(で、来年はRUSH BALLね♥)

 これでイベントは一旦の終わりですが、毎度オーラス「湯上がりアクト」は2回目の単独登場!凛として時雨のドラマー「ピエール中野」くん
 前回もDJ、所謂他人の曲中心にアホみたいに盛り上げてくれました!いや、ホントねアホみたいな数の人がアホみたいに盛り上がっていて…中野くんの時間帯は信じられないくらいアホばっかだったんです。
 裏にはドラムのテクニックも素晴らしいのと、ツィッターのフォロワーから計れるように人間力があるからこそだとも思います。
 この日のお客さんも全員アホになれるんではないか…いや、最後みんなでアホになって気をつけて帰ればいいのだ!
 という盛りだくさんの2日間。オジサン達主催者も(仕事はしっかりしながら)皆さんと一緒に楽しみたいと思います。
 では、あと一カ月。皆さんも妄想しながら過ごして貰えると嬉しいです♨
 

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2015年8月 5日 (水)

入浴順発表♨妄想「闘魂編」

 前回天龍さんのブログを投稿した際、慣れない写真を付けてみたら本文がブツ切れ、意味不明な内容になってしまい修正しました。このブログで一番力を入れた投稿なので今一度ご覧頂ければ幸いです!

 さておき。
 おまたへひまひた!!(興奮でろれつがまわってない)
 入浴順の発表です!(ここをうかつに「タイムテーブル」と言うと身内にひどく怒られる。温泉に拘って自ら首絞めてるパターン)
 まずは初日、湯沸かしアクト。(ここも「オープニングアクト」と言うと怒らりる)
神戸の天才高校3年生、シンリズムくん!(なんと本名)もう曲、演奏、ふるまい、全てが末恐ろしいっす。早起き出来た方は是非。因みにパパリズムは僕とおない年!それはどうでもいい。
 からの恒例ガリちゃん(坂本祐介)入浴宣言で失笑して頂いたあとは、本編突入。
 一番風呂は我らがレキシ!笑いに隠れがちなその高い音楽性で朝からアホみたいに笑いながら踊れること請け合い。
 ここで初めて来る方の為に・・・我がイベントはビションが無いので池ちゃんのリストバンドギャグ「時計じゃないし!」他、細かい笑いは前で見ないと伝わりませんので位置取り宜しくお願いします。
 映像が無いのは「せっかく生でやってんだから生身で見て欲しい」という主催者の拘りであって「お金が無くて映像ケチってる」とか言われるとええ年して半泣きなりますからそこはゆーたらあきません。
 実際数万人規模だとあった方がいいかと思いますけどね。この規模だと経験上トゥマッチに見えてしまうのはマジメな話し。
 
 そして次はbonobos。今年のこの並びだと必然の出演ですね。朝から幸せ。
地元出身バンドだし、紆余曲折ありながらとても頑張ってる。久々にお招きすることが出来て僕らも嬉しいです。
 
 続きまして「全幅の信頼」をおく真心兄さんの登場。フィッシュマンズと縁もあり、どんなジャンルの中に混じってもブレ無い感ステキです。お二人も僕らのイベント好いてくれてるみたいで・・・「アカンの?」って言われたら「ええに決まってますや~ん♥」ってことで今年もお招きさせて頂きました。
 そして、初参戦のPolarisも「今年呼ばなければいつ呼ぶのだ!」という感じ。
 オオヤくんの歌とユズルくんのベースラインはマジで一生聴いていたいくらい気持ち良い。
 ハナレグミも初参戦ですがまさかフェニックスに永積君をお呼び出来る日が来るとは・・・。今月発売の新譜を一足先に聴かせて頂いたのですが、YO-KINGさんが作った曲が特に抜群です。その事実は最近まで知らなかったのですが当日も是非歌って欲しいなぁ。
 続きましてはYOUR SONG IS GOOD。ずっと呼んで欲しいと言われていて、これも今年のこの並びだったから叶いました。元bonobosの松井君が参加して近年更にパワーアップ。この日のパーティタイム突入であります。
 そして日本が世界に誇るスカバンド!東京スカパラダイスオーケストラ!うちのイベントはこれまたお初です。僕らみたいな三流プロモーターにこんな超一流の皆さんが・・・夢のよう。お盆には墓前に報告しようと思います。
いや、ホント嬉しい。20年以上断片的にライブ見せて貰ってますけど、スカパラのライブでがっかりしたこと一度も無い!いつどこで見ても最強なのです!!(あ、そんなことはお客さんも既に感じてますか・・・汗) 
 次のAnalogfish。個人的にはライブを聴いてる時の体感がフィッシュマンズにとても近い。ボーカルギター下岡くんのここ数年の曲がまたとても良い。斎藤君のドラムも個性的で欣ちゃんを彷彿させる。ベースボーカルの健太郎は・・・どこにも属しませんw。多くの人に今改めて知って欲しいバンド。
 そしてまた初登場のクラムボン!今年イベント、ツアーで2本見て、郁子ちゃんの声がヤバイくらい出てて凄く良かった。音楽性の高さももちろんですが、独自の活動はホント面白い。面白くないことは何一つやんないブレない感じが凄く好きです。来て貰えて感謝。
 次はこのイベント常連のスクービー。正直去年の初日、嵐の中でトリやって貰った申し訳無さもあり、フィッシュマンズのカバーしてるのもあり、スカパラ兄さんとコラボしてるのも有り、何かとこの日出て貰う理由には事欠きませんでした。すっぽりハマって今年も出演。パーティタイムはここで最高潮の予定です。
 そしてイベントも佳境。レジェンド高橋幸宏さん率いるMETAFIVE、大阪初LIVEなのだ~!前述した人達もそうですが、、、「こんなレジェンドお招きしていいのだろうか」と思いつつ、自分も余生少ないのでw遠慮はアカンと思い、お願いしたらなんと出て頂けることになりました。普段当り前に「ライブ見たこと無いヒトはブッキングしない」と決めてるのですが、これに関しては除外させて頂きます。一体どんな演奏を聴かせてくれるのでしょうか・・・。天候だけが心配。ジャンル的に去年みたいな大雨は特にご勘弁。あぁぁ、なんてことしてしまったんだ。インドアでお呼びすれば良かった。
 そして、露天のトリはTK。「凛として時雨」では「静と動」のふり幅と、狂気すら感じるバンドスタイルなのですが、TK君のソロはうって変わって「静」を軸に抽象画にした感覚。この日通じるものがあるように感じハタから見たらちょっと異色に映るかもしれませんが、僕から見ると必然。弦とピアノ、クラシカルな編成でお届けして貰えそうです。
 そしていよいよフィッシュマンズ・・・これはもう前回のブログで投稿したのでここは何も言いまてん!ビバプロレス愛♪
 ここで終わると普通のIQ高そうなおしゃれイベントになりそうなので、それはイヤだ!ってことで、、、
湯上がりアクトはみんながアホになれる赤犬の皆さまの演奏で終了させて頂きます。こないだドーベルマン主催イベント・服部緑地野音でも見たけど今の赤犬は凄いよ~笑。お時間ある方は是非♪
以上、初日の妄想?解説?でした。(番台)
 

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2015年8月 2日 (日)

天龍さんにナレーションして貰ってます!

  ということでプロレスバカです。

  今、FM802さんでこのイベントの告知SPOTを流して頂いてるのですが、ナレーションは天龍源一郎さんにもやって頂いてます。プロレスファンのみんな!聞いて頂けたかなぁ?

 それはGWのこと。
子供ばんど、うじきつよしさんのプロモーションでFM COCOLO森ノ宮キューズモール・サテライトスタジオにお邪魔したおり、何気にディレクターさんに
「来週のゲストだれなん?」
と聞いたところ
「天龍さんやねん!」
との答えが。

 なぬー!!
 それは聞きづてならん!!

  一昨年「野球押し」の時は元阪神の金本さんが802にいらっしゃった際「必死のパッチで!」と言って頂きたいが為にナレーションをお願いした経緯もあり。
今年は「プロレス押し」だし、こんな良きタイミングは無い!
チャンスは掴むのだ!!

  早速DJの加美さん経由で打診頂いたところ、なんとまさかのOKが!

 翌週天龍さんがいらっしゃる日、男湯田口とキューズモールのスタジオに早めに到着しCOCOLOの担当KOGAさんに挨拶したところ
「悪いけど僕会社に返る用事が出来たので、天龍さんのアテンドお願い出来ないかなぁ?」
と、開口一番頼まれ先方の担当の方の連絡先を渡される。
  自分の番組とゲスト(それもレジェンド)ほったらかして会社に帰るだと!
う~ん、いいでショー! 
(因みにFM802とCOCOLOは同じ場所から出していて、スタッフもかぶったりしています。変なヒトばっかで仕事は楽しいw)

 ということで僕と男湯で天龍さんを裏口で待つことに。
男湯のTシャツは「Revolution」の文字が眩しい天龍Tシャツ!おまえ美味しいなぁ・・・。
 そう!天龍さんは新日本の長州とともに全日本で革命を起こした超本人なのである。正に「俺達の時代」を提唱したご本人!
 説明も面倒なのでここはCOCOLOスタッフになりすまそうと口裏を合わせ予定時間より数10分遅れて天龍さんの乗った車が到着!
 ドアが開くと、天龍さん189cm120kg、御年65歳がさっそうと、、、いや満身創痍で降りて来られた。(こんなお身体でまだリングに上がってらっしゃるのか・・・)と既に①泣。

 楽屋までご案内し、FM COCOLOの出番までにうちのナレーションを収録させて頂くことに。男湯のTシャツに気付いて頂き、掴みはOK!(おまえグッジョブ、査定アップ)

 僕も知らなかったのだけど、男湯は立命館のプロレス同好会で天龍さんを学祭の講演会で招いたことがあったらしい。その時に京都駅に誰が迎えに行くかでみんなが怖がる中「身体でかいからオマエが行け」と迎えに行ったのがナント今をときめく新日本のエース棚橋さんだったんだって!(驚)おまけに講演会の司会がRGさん!(驚愕)てことはHGさんも居たの??更におまけに同期には「くるり」もいたというどないやねん!という世代。
 そのことも天龍さん覚えてらっしゃって「あ~、あの時の!」って感じで更に場は和む。こうなったら僕は出る幕無いので、サテスタに本番の入り時間を確認しに楽屋と行き来するあいだ(なんでADみたいなことせなアカンねん)男湯に収録を任せる。
 男湯が原稿とイベントの説明をしたところ天龍さん一言
「これテロップ出るの?」
「あぅ・・・いや~・・・ラジオなんで残念ながらテロップは出ないんですよ・・・」
など、幾つかやりとりを経て収録は無事終了。
 
 「天龍源一郎です!OTODAMA15、音泉魂今年も泉大津フェニックスで開催!
9月5日闘魂編、6日俺達の時代編、出演はキュウソネコカミ・・・・お問合せは清水音泉まで!」

 いや~、もう感無量とは正にこのこと。 
天龍さん有難うございます!
欲を言えば意外に聞きとれるのでもうちょっと何ゆーてるか分からんかったら嬉しかったんですけど・・・。
 たまにFM802で流れていますので是非CMにご注目ください。(本数少ないんでリクエストしたら流してくれるかも~)

  「音泉!そんなことでチケット売る気あるのかぁ?」
と、問われるならば
  「売る気はある!」
しかし、
「普通に売る気は毛頭無い!!」(自信満々)
 
  そしてそんな天龍さんの引退記念興業が決まりました!
☆11月15日(日)両国国技館
大相撲から転職された天龍さんらしい意義深い会場でのラストマッチ!
皆さん!9月5,6日は二の次でこっち優先でお願いします!(番台)


PS,6月にスタンハンセンが阪神百貨店
に「ハンセンタイガース」のコラボTシャツ(ベタやなぁw)販売サイン会に来た時は、交渉届かず・・・
その時お蔵になった男湯作のナレーション原稿は
「I'm Stan Hansen! I Hate キ・ュ・ウ・ソ・ネ・コ・カ・ミ Weeeeee!!」
だったんだって
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2015年8月 1日 (土)

「僕とフィッシュマンズ」

 今年の闘魂編のトリ、フィッシュマンズ。

 今日はその訳を書きたいと思います。主催者のよた話、お時間あればお付き合い下さい。

 フィッシュマンズを初めて見たのは確か90年、新宿ロフト。
当時、世は所謂バンドブーム。フィッシュマンズはラ・ママ、ロフト界隈では既に一目置かれてる存在でスピッツ、真心ブラザーズ、the pillowsらと対バンしていた。 
 会社に「東京に行って若手バンドを探してきなさい!」という、若干青田買い的な意味合いで出張し、出会ってしまって一目ぼれならぬ一聴ぼれ。
 そうそう、彼らの編成はボーカルギター佐藤くん、ギター小島くん(のち脱退)、ドラム欣ちゃん(現スカパラ)、ベース譲くん(現Polaris)の4人に当時キーボードにハカセが入り5人編成になったばかり。その年OSAKA MUSEでイベントに呼んだのが仕事としてのはじまり。

 翌年メジャーデビュー後、めきめきと頭角をあらわ、、、さず、プロモーターが悪いんだかなんだか。そいえばチキンジョージで当時大阪では評判になっていたウルフルズと2マン企画をしたのは、僕のイベンター人生でも何本指に入るかの思い出。ウルフルズは「東でフィッシュマンズは今凄い!」、フィッシュマンズは「関西でウルフルズはキてる!」ような緊張感を持ったまま、当日を迎えて集まったお客さんはナント50人ぽっち!(おい!)ホントすいませんでした。どっちもキてなかったのです。いやいや、若気の至り。
 ライブも作品もとても良い!こんなバンド居ない!と思って宣伝、イベント色々やったんですけど全然動員が伸びない。何回やっても大阪でのワンマンは150人・・・。珍しく穏便な佐藤君がキレ気味にステージで「イイことやってると思うんだけどなっ!!」と言ってたのをとても申し訳なく感じる日々。

 思うに当時「相方」が居なかった・・・。あまりにも孤高で、ビートバンド中心のシーンに置いてレゲェ、ロックステディなバンドはほぼ居なかった中、イベント組むのも非常に難しかったし、そんなマーケットも無い。フジロックを始めとするフェスもまだ旺盛では無かったし、「ロックイベント」はあっても"その系"のイベントは皆無だった気がする。
 のちにダブ(エフェクトを駆使したレゲェのジャンル)に傾倒していくとある意味マニアックな表現は更に孤高の存在に。しかし曲と演奏のクオリティは信じられないくらい上がっていっていた。

 活動半ばにして彼らにはマネージャーが不在の時期があり、何故か僕がツアーのブッキング、打合せ、車の運転、物販、お客さん整理、搬入出、打上げetc、何ツアーかやらせて貰ったのです。
 ツアーで毎日ハコが変わりつつも演奏が凄まじくなっていくサマを見れて・・・個人的に90年代はフィッシュマンズに「ライブとはなんぞや?」ということを教えて貰ったのは本当に良い経験をさせて貰いました。(あとBO GUMBOSも)
 だから音泉のDNAには間違い無くフィッシュマンズも入っているのです。
 「Oh!Mountain」というライブ盤が出ていて、それは丁度この頃のツアーのライブを収めたもので今でも感慨深い1枚。
 震災以降チキンジョージとFM802と一緒に始めたイベントがあって、97年に「東京No1SOUL SET」に共演して貰ったのはとても大きな出来ごとでした。
 プロレスで言うと新日本に出戻った前田日明が「無人島だと思ったらそうでは無かった」と藤波辰彌を称賛したように(このくだりいらない?)、そこから所謂「相方」になるような同志的なバンドも幾つか共演できるようになり(スカパラ、ボアダムズ、コーネリアス、UA他)少しづつながらセールス的にもやっと頭角を現すようになってくる。と、いっても最大心斎橋クアトロ2日、それも売り切れず・・・。(売り切れない音泉の芸風はこの頃からあった・泣)
 しかし決して売れてるとは言えないけれど、その活動は各方面から一目おかれるバンドにはなっていました。
 同じ年、大阪城野音であったイベントに出演させて貰い持ち時間40分を「ロングシーズン」という1曲で勝負。潔さは最高だったのだけれど、大阪の野音は音量規制があり、客席で聴いているととても消化不良・・・「こんなもんじゃないのになぁ・・・」と、とても悔しい思いをした。(きしくもここでは東京スカパラダイスオーケストラも出演)
 佐藤くんは売れたがっていた、というより更に多くの人に自分の音楽を理解して欲しがっていた。
 802のエライ人にも万博のミートザワールドビートというイベントに「野外のおっきなとこでやりたいっす!」と平気で懇願。僕に力無かったのか、タイミングが合わなかったのか、結局出れずじまい。しかし、万博でやらせて頂いてたとしても、同じく音量規制の狭間でもがくことになってたんだろうと思う。
 もの凄く音に拘る、拘らざるをえない曲と演奏だったので、最後関西ではPAのインフラが良かった心斎橋のクアトロしかやるとこ無くなっていた気がします。
 佐藤くんはプロレスが大好きだった。因みに嘘みたいだけどバンド名の由来は「フィッシュマン」というメキシコの覆面レスラーからきている。ツアーのパスが「プロレスの星"アステカイザー"(アニメの実写版)」とA・猪木が握手している写真を使ったのもあった。A・猪木好きでバンドが主催したイベントのタイトルは「闘魂」。僕もかなりの「猪木信者」だったので、98年に猪木の引退試合を東京ドームに見に行くか行かないかで、普段寡黙な佐藤くんとかなりの激論を交わした覚えがある。当時ロートルにムチ打って現役を続行し、見てられない試合ばかりだった猪木を「もう見たくない!」という佐藤くんに「最後は見届けるべきだ!」という僕と意見が真っ二つ!結局僕はアリーナ指定席を買って見に行き3回号泣。因みに3回の内訳は①弟子の藤波がIWGPチャンピオンになった瞬間②パーキンソン病と戦っている盟友モハメッド・アリがダマテンで現れた瞬間③猪木が最後花道から消える時。(このくだりもいらない?)こんなに泣いたのは人生で初めてだった・・・。行って本当に良かった。後で聞くと佐藤くんも当日立見で見に来てたとのこと。ほら!やっぱり!!かわいくないなぁw
 音楽が崇高で僕なんかは何も言えず、最後までプロレスや幾つかのどうでも良い会話しかすることが無かった。
 99年3月、佐藤くんは突然逝ってしまう。
 とてもじゃないけど信じられなかった。
 しばらく何も手につかない時間が続いた。
 東京でファンの方達も参加出来る音楽葬が行われるというので参列させて頂く。もの凄い人だったのと、式場に入ると佐藤君の写真とフィッシュマンズの曲をひたすら、ひたむきに演奏する残ったメンバーの姿があった。押し寄せる現実と残されたメンバーが奏でる名曲に、こんなに泣いたのは人生最後なくらい泣いた。あとは良く覚えていない。
 それから何回かフィッシュマンズは佐藤くんが居ない状態でライブを行い、僕はその殆ど見に行かせて貰った。(ほぼおっかけですな)
 そしてなんとか大阪でもこの素晴らしいバンドを招くことが出来ないか、10年以上機会を伺っていました。
 そして今年やっとそれが実現することになり、これも全ての皆さんのおかげと思い本当に感謝しています。
 そもそも泉大津フェニックスを大阪府に誘致頂く時、「音量規制の無い会場が欲しいです。大阪の野外会場は全て規制があるんです。あとは芝生があれば何とかなります。」と、第一条件は存分な音量を出せる環境に拘っていたのは、フィッシュマンズのトラウマがあったからに他ならない。(しかしこれだけ夏が高温になる前の話しで、今の心境は「音量規制<日影」に・汗笑)
 そう、だから自分にとってこの会場でフィッシュマンズのライブが実現するまでは死に切れない!は、オーバーにしてもまぁそれなりの想いはあります。
 そんなこんなで「僕らがプロレスに拘る理由」を書いてみました。
 
PS.最後フィッシュマンズのメンバーだったバイオリン&キーボードのHONZI(大阪生まれ)にもこの日のイベントは捧げたいと思います
                                                                   清水音泉/番台(文中敬称略)
 
 
 

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