イベントの功罪
昨日FM802さんのイベント「MEET THE WORLD BEAT」万博記念公園に行ってました。
僕ら的には、木村カエラちゃん、東京カランコロン、キュウソネコカミがお世話になったのだけど、出番14時頃だったカエラちゃんは猛暑の中、見てるみんなを笑顔にさせる会心のライブ!
東京カランコロンは16時頃の出番、ちょっと涼しくなってきたと思ったら演奏中に風が強くなって最後には雨と雷が・・・何とか3曲演奏させて頂けたものの、その後天候は悪化しイベントは中断。約1時間中断の後、大変残念なことに中止となってしまいました。
キュウソ他、この日の為に選曲やリハを重ねてきたにも関わらず演奏出来なかったアーティストと、同じく心待ちにしていたお客さんのことを思うと現場に居て本当に辛かったです。
野外ライブは、このメリットデメリットの幅が本当に大きい。
前も書きましたが去年のOTODAMA初日も朝から雲ひとつ無い晴れ。降水確率夕方1mmの予報で「これは1日大丈夫か」と思いきや、夕方前から天気が急変。雷は無かったものの、5mm前後の雨と風で中止ギリギリの体験をしました。
天候さえ良ければ、ビール片手におっきな音で音楽を楽しみ、夕焼けや月という自然の演出にグッと来て、花火に夏の終わりを感じる・・・といった、野外の醍醐味が味わえますし、僕らもそこを提供したくてリスクの多い野外イベントを組みます。
しかし、それも天候あってのことで昨年や昨日のようなシチュエーションになるとホントに辛い。
僕らもリスクに対しては覚悟を持ってイベントに挑みますが、お客様お一人お一人も天候(暑さ、雨、寒さ)の備えは是非お考え頂けると幸いです。
昨年の悪天候の時は、まだ幾つか演奏を控えたバンドもあったのですが「無理してご覧頂かなくても結構です。ご自分の身体を一番にした行動をお願いします。限界が来る前にお帰り頂いても大丈夫です」とアナウンスさせて頂きました。
結果トリのSCOOBIE DOまで完遂出来ましたが、その時はお客さんも半減してしまい・・・バンドにも申し訳ないことをしてしまって「野外イベントなんてやらない方が良いのか?」と自問自答しました。
ただ、その時のスクービーのライブが本当に圧巻で・・・過去かえり見ても悪天候な時ほどタフなバンドは凄まじいライブをやります。そこで貰った勇気を盾にまた今年もやらせて頂こうと思いました。
イベント続けるのに「帰ってください」って・・・なんとつじつまが合わないこと言ってるのだとも思いますが、正にケースバイケースでこんな苦渋の言葉を発しないといけない場合もあります。
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